時系列の問診


尋常性乾癬の弁証論治
問診






概要



24歳男性 未婚 3人兄弟の長男
職業鍼灸師 ひとりぐらし
体重56キロ 身長174センチ

肉親の病気の遺伝的傾向など
 父 肺がんを患ったことあり
 母 胆石
 祖父(母がた):尋常性乾癬
 父かたの家系の長男に喘息、アトピー多し 







主訴 乾癬



5歳ごろより発症 高校までひどい状態。18歳のときに一時ましになるが 半年もしないうちに悪化。現在も一進一退
辛い時期は、一日のうちの波はない
イライラした時。集中したら止まらないタチで何かに没頭してしまう時には悪化。
梅雨時期に症状のひどい時には悪化するが、安定期には大丈夫。

他に目の疲れるのが治ればと思う。

今回の症状の原因は自分では、ストレス。何事にも過敏な精神。
その割になんでも中途半端がきらいな頑固さだと思う。


今回の症状が起こると同時に出てきた症状や体調の変化などはありますか
 痛みの部位 :小さい頃はよくコメカミが痛くなることがあった。
 かゆみの部位:小さい頃は全身。最近はかゆみよりもチクチクすることが多し。
 異常食欲あり。いくらでも食べられる。口渇は感じないが飲みだすと一気に飲み干す。口内炎は最近はなし。
 過食がすぎると体重は減少する。便秘ではあるが最近は漢方薬を服用していて出るので不明。
 フラツキはよくあり。現在の漢方薬を飲むまではのぼせがきつくしんどかった。
 こむらがえりは中学生頃よりよく悩んでいたが今の漢方薬服用してからはなくなった。
 耳鳴り・目が疲れ易い
 眼はとても疲れやすく集中すると瞬きをしなくなる。それが続くと症状悪化。
 眠りは浅いが寝起きは異常によい







ふだんの状態について



 よい変化ー夏
 悪い変化 秋、冬、梅雨時
      気を使った後
      旅行の後


食欲について
 大食、18歳ぐらいからよく食べる(それ以前は食べるという行為自体嫌い)
 食事時間は若干不規則、早食い、空腹感はないことが多い、よくかまない。
 食べようと思えばいくらでも食べられという
 食事はいつもおいしい。食後にお腹がはることはない。
 うに以外は食べる、肉は元来好きだが、食べないようにしている。
 間食は甘いものを毎日、烟草はすわない、飲酒はのめるが飲まないようにしている。
 中華などの脂っこい食べ物、ラーメンなどで症状は悪化

口舌喉の渇く感じはあまりない。

大便は1日に 1から2回出る、お腹が脹って辛いことはなく、薬も服用していない、出きらない感じが時々あり、形は太く、量は多い、便器に付着して取れがたいことがよくある。よく匂う。便が出ても、あまりすっきりした感じはない。
 切れ痔の傾向あり。

小便は1日に2から5回出る、残尿感はなく、尿切れが悪いこともない。濃くあわ 立ちあり、夜間排尿におきることもない。

睡眠は、寝つきは悪く(調子が悪いと眠れない)、眠りは浅く夢は見ない、寝起 きはとてもよい、疲れが残ることはめったいにない。夢はみない

目の疲れ
 18、9歳のころから、基本的にテンションは低くないが、 午後になると目を開けていられないような状態になることがある。

頭の状態
 眠気で本当に頭がボーっとしテいる場合と、表面的にはボーっとしていても、 トランス状態で頭はクリアな場合とがある。

主訴の乾癬がひどくて体力を消耗し、疲労することはあるが、 スポーツなど体を使うことで、肉体的な疲れを感じるということはない。

スポーツ、入浴などで汗をかいて、サラッと乾癬が落ちることがあると、非常に調子 が良いが、同じことをしても、逆に腫れてしまい、症状が悪化することもあり。
特に足に湿がたまって張痛がひどくなることがある。

最近の主訴の状態は、かゆみよりもチクチクすること(特に手足)が多く、 これは、湿を感じ始めてからの特徴である。







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病因病理:弁証論治











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