治療指針:生活提言


不妊症の弁証論治
病因病理:弁証論治




病因病理



問診でお話を伺ったりしていても、不妊という事実以外には日常的に何か困るという体調の不調は感じていないようです。

しいて言えば、2~3年前から毎日ではないのですが、午前中に2~3回お通じがあることが多くなったということぐらいです。そこでお体を拝見させていただくと、背部では脾兪、胃兪の緩みが目立っていることから、脾気の弱りがあり、軟便にはならないが1回で排泄することができず、2度3度とトイレに行くことになっているのではないかと考えます。

そして舌の紅さ、アトピーのような皮膚の黒い感じに加え、問診でも喉が渇く、月経量の減少などの自覚があり、これらは脾虚による陰虚、血虚を呈しているのではないかと推察しました。

また、会話から窺える印象とは違い、心下部の張り、太衝の冷え陥凹が強く、意外に気の上衝、肝鬱が強い印象を受けました。もともと普段から肝鬱が強いのかどうかは不明で、はっきりとした原因は分かりませんが、◇慣れない土地での生活のせい、◇遠方から通って行う不妊治療のせい、◇卵巣が腫れるほどの影響を受けるホルモン治療のせい、◇脾虚血虚が案外深いなども考えられるかと思いますが、治療しながら観察していこうと思います。




弁証論治



弁証:脾虚
論治:健脾







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病因病理:弁証論治

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