切診など


胃痛腹満の弁証論治
時系列の問診




赤ん坊のころ:傷の治りが悪く、虫刺されで化膿することもあったらしい。
  いまでも傷跡が残りやすい傾向はある。

乳離れが遅かったためか、乳歯はすべて虫歯だった。

9歳ころ:春に何かのかぶれで、湿疹がでた
  春に大量の花の花粉(何の花粉かは不明)で、一過性に目がかゆくな
  ることに気がついた。成長とともにいつのまにか感じなくなった(中
  学生くらいまで)

11歳:初経







10代:下着がこすれて痒いことはこの頃から。
  二の腕、背中、胸にあせものような吹き出物がでるようになった。

14歳:初めての月経痛(授業中座っていて)とくに理由は思い当たらず1回だけ。

15歳:女子高のバスケットボール部のマネージャーになる。
  気の強い先輩に囲まれて雑用をこなし、気を使う毎日。
  先輩が卒業後も、マネージャーの仕事や同級生のトラブル、時間的拘束
  等様々なストレスあり。
  以後2年半、部活で帰宅時間も遅く、休日も部活にでる日々。
  やめたくてもやめられない状況の中、高3の夏まで2年半続けた。 
  ただし、友人はたくさんできた。
  月経痛は年に1回くらいあった。高校生の頃は中学生ほど痛みはひどく
  なかった。







16歳くらい?:寒がり。夏以外は他の人よりも1枚多く服を着ていることが多い(現在まで)

17歳:胃痛の初発。
  グループワークがあり、寒い時期で空腹が重なって胃痛が出た。
  ストレスに冷たいもの、冷える環境が加わると胃痛になるが2~3時間
  で治る。風邪は気にならない。

17歳ころ?:冬に寒い体育館で長時間たっているため、腰痛を感じるようになる。
  前屈時に痛みを感じる。安静時痛はなかったように思う。
  夏に部活が終わり、その後腰痛も自然に消えたように思う。

18歳:東京の歯科衛生士専門学校入学を機に、姉(次女)とともに上京し、2
  人で暮らし始める。
  姉の都合で借りたアパート(世田谷)が学校(御茶ノ水)まで遠く、50
  分くらいかけて、満員電車を乗り継ぎ通学。電車通学と、なれない2く
  らしで姉とよくけんかもし、生活そのものにストレスを感じる。

19歳:歯科衛生士学校2年生ころから、ときどき月経時痛がではじめる。
  薬をのまずに、痛みに耐えていた。
  実習のストレスが大きかった。
  ナースシューズのヒールが高く、歩きにくかった。

20歳:卒業後、実家に戻る。
  勤めたいと思える職場がなく、いい職場があったら紹介してもらうとい
  う条件で、とりあえずコネで市内の歯科医院に就職。
  のんびりとした職場だったが、仕事がつまらないことによるストレスは
  あった。
  円形脱毛症になる。(自然治癒)
  月経時痛で鎮痛剤を服用するようになる。  
  便通はこの頃は毎日あった。

20歳ころ:皮膚症状(夏に日光過敏で湿疹、かゆみ、ほてり)に気がつく。日
  に当たらなくなったから?
  腹部膨満感がおきはじめる(はっきりとはわからない)

20代から:生理に塊が混じる(現在まで)
  翌日に疲れが残ることが時々ある(現在まで)
  冬場の手足の冷え(現在まで。ただし手の冷えは鍼灸学校入学後軽減)

22歳:知り合いのつてで、新規開業の歯科医院に勤務。隣の市まで車通勤。
  仕事はやりがいはあるが、新規開業で私しか従業員がおらず、はじめて
  仕事で責任のある立場にたたされる。

20代前半:市販の胃腸薬(パンシロンなど何でもよい)を飲むと空腹の胃痛の
  治りが早いことがわかる。胃痛の頻度は2ヶ月に1度。
  マーガレットのようなキク科の花を摘んだ後や山歩きして杉花粉を
  大量に吸った後にくしゃみ、目のかゆみなどの花粉症症状がおきた。
  持続した花粉症ではなく、大量に吸うと起こり、1~2日で花粉症
  症状が治まる。以後は、花粉が飛んでいそうなところにいくときは、
  メガネやマスクをして、気をつけているので症状は出ない。







20代半ばころ:生理前に調子が悪かったが、これは、主に精神症状(イライ
  ラしやすい、怒りの感情が高ぶりやすく怒りで涙がでる、な
  ど)で、おそらく半年~1年くらい続いたか(詳細不明)それ
  が月経前症候群であること知ったとたんに症状が軽くなり、知
  らない間に症状がなくなっていた。

20代半ば:冷房の風が嫌い(現在まで)

24歳~31歳ころ:自分探しとストレス解消のため、聖地や遺跡をたずねて海
  外旅行に行ったり、各種ボディワークなどのセミナーに行ったりした。

25歳夏:新しい歯科助手が勤務。気の強い歯科助手と先生との対立の板ばさみ
  になることがときどきおこり、強いストレスを感じる。以後33歳で退
  職するまでその対立の頻度は増えていく。

20代後半:便通は休みの日だけある状態になった(出なくてもお腹は張らず)
  痔になる。便秘がちになって数年たったころから、硬い便で出血 
  (軽くにじむ程度)と痛み(すぐに治る)が時々起こるようになっ
  た。(現在まで。ただし最近頻度は減っている)
  普段はまったく痛みがないため、受診はしなかった。
  油もので気持ちが悪くなるようになった。
  腹部膨満感がひどくなった。
  お酒もだめになってきた(夜中に気持ち悪くなる)  
  月経時痛がひどくなる。
  年齢ははっきりしないが、痛みで嘔吐・下痢・手足の冷えなどの症
  状を体験する。以来、月経時に痛みがでたらどうしよう、という漠
  然とした恐怖感を抱くようになる。
  いつもではないが、年に2~3回(回数ははっきりとはわからな 
  い)、鎮痛剤を服用せず、強い痛みを感じたときに、そのような症
  状になる。 







28歳ころ?:背中に大きなシミができる。
  2年後くらいに皮膚科を受診したところ、レンポウ菌という常在
  菌によるものとわかる。(ふつうの人は感染しない、ごくありふ
  れた菌とのこと)
  『よほど体力がおちていたのでは?』と、医師に言われた。
  抗菌剤で治癒。

28歳秋:月経が3ヶ月くらい止まる。とくに思い当たることはない。(職場で
  の慢性的ストレスはある)

29歳春:自由が丘にある、整体の教室に週1回通う(以後1年半くらい)

30歳ころ:腹、腰がスースーする(1年中)(現在まで)  

30代:油もの、お酒で夜中に少しだけ吐く。
  生理のときのむくみに靴下のあとで気がつく。  
  だんだん歯科衛生士の仕事に魅力を感じなくなってくる 。

32歳:お姉さん(長女)や甥姪たちと同居はじまる。
  4月:ごたごたが落ち着いた頃、いつもと違う右下腹部の痛みがおき、虫
  垂炎の疑いで入院。抗生剤で治った。このときひどい便秘だった。
  これ以降、右下腹部のひきつれるような痛みが時々ある。

33歳以降?:仕事をやめた後くらいだと思うが、胃痛の頻度が減ってきた。







33歳:鍼灸学校入学。
  少し前から白髪が増えてきた(仕事をやめて減るかと思ったら増えた)
  駅の階段で足がだるい、しんどいと思うようになった(これまでは車通
  勤で階段がなかったので気がつかなかった)心臓があるなあという感じ
  で、朝も夕方も関係ない。これは現在も同じ。
  膨満感が多少増えた。
  胃痛の頻度はだいぶ減った。中かんに鍼をしたら(痛みの局所)痛みが
  軽減するので薬を飲まなくてよくなった。
  便通は3日に2回。
  それまではあまり間食をしなかったが、授業の合間などに食事代わりに
  食べるようになり習慣ができた。

34歳:他のところで歯科衛生士のバイトをしたら、きちんとしていないところ
  でそれがいやで不整脈が出た。1ヶ月でバイトをやめたら治った。

35歳冬:定期試験中便秘。試験終了後硬めの便をしたら、ポタポタと出血し
  たため、初めて痔で受診。痛みはしばらくじんじんしていた。内痔が
  あるとのこと。レーザー治療と、止血剤と便通をよくする薬を服用。
  このような強い症状はこの時以来ない。

30代後半:体調により抜け毛、白髪。







36歳3月:韓国旅行でキムチを試食しすぎて、帰国後ひどい下痢が7~10日く
  らい続く。
  帰国後2~3週間したら、20年ほど前に神経の治療をした右上前歯
  が炎症をおこし、ずきずき痛む。再度治療して、治癒。
  4月:鍼灸教員養成学校へ進む。
  1年間は、課外授業で遅い帰宅、東京の姉宅で数ヶ月の居候、東海
  道線鈍行での通学など、母校での授業助手のバイトなど、心身に負
  担が大きかった。
  月2,3回出張鍼灸治療。緊張する。
  秋:クラスメートから咳のでる風邪をうつされる。風邪のひき始めに友人
  の結婚パーティーに出席し飲酒、歌を歌ったため悪化。ひどい咳が3
  ~4日間つづく。自然治癒したものの、咳が続いたため、声帯を痛め、
  歌声がかするようになってしまった(今現在も)

37歳3,4月:忙しくなって(精神的にも、身体的にもストレスアップ)腹部
  膨満感が増えた。
  6月:品川の歯科医院でアルバイトを週に2回はじめる。
  冷房の効いた部屋で立ちっぱなしでいるので、下腿がむくみやすく
  なった。
  8月はじめ:ごたごた忙しいことが終わったら便が2日出ないとお腹が張
  るようになった。







☆家に帰るとほっとして疲れが軽減する。

☆気持ちが落ち着かないとき(イライラ、不安)で食べてしまう。食べすぎで腹
部膨満感が起きるが現在は週1回。目の前にあるとダラダラ食べてしまう。

☆歯科衛生士の仕事をしていたときは同じ姿勢をしているので肩こりになった。
また、腰が重いことがよくあった(現在は疲れた時に腰が張る)

☆旅行やストレスで生理がとぶことがある(季節は関係ない)

☆生理1,2日目に生理痛が起きる。薬を飲むと大丈夫。疲れが出て思考力が低
下する。下肢がむくむ。

☆生理の終わりごろ(5日周期なので、4日目か5日目)に頭痛が起きる。側頭
部や、前頭部中心で全体が重い。動くと具合が悪くなるのでじっとしていたい。
頭痛が起きてから2日くらいで自然におさまる。

☆初夏に近い春など、寒い暑いがないときは調子がよい。季節の変わり目はダメ。

☆お風呂に入るとほっとする。

☆風邪はあまりひかない。普段下痢はしない。
便通は、軽度の緊張では便秘(または少量のコロコロ便)、極度の緊張時(試験
前、など)では軟便~下痢







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











一元流
しゃんてぃ治療院