病因病理:弁証論治


胃痛腹満の弁証論治
五臓の弁別






9歳:春に大量の花粉で一過性の目のかゆみ(中学くらいまでに自然治癒)
14歳:初めての月経痛
15歳: 女子高のバスケットボール部のマネージャーになる。
    終了までの2年半、部活のストレスは大きかった。    
17歳: 胃痛の初発。
  グループワークがあり、寒い時期で空腹が重なって胃痛が出た。
18歳: 姉と二人暮らしがはじまり、なれない生活と通学でストレスを感じる
19歳: 学校のストレスが大きかった時期、月経痛が出始める(鎮痛薬を飲まず に過ごす)

20歳: 歯科医院に就職。のんびりした職場だったが、仕事がつまらないことに
  ストレスを感じる。円形脱毛症になる。(自然治癒)
  月経時痛で鎮痛剤を服用するようになる。     
22歳:  新規開業の歯科医院に勤務。隣の市まで車通勤。
  仕事はやりがいはあるが、新規開業で私しか従業員がおらず、はじ めて
  仕事で責任のある立場にたたされる。
20代半ば頃:月経前症候群、精神症状(感情が高ぶりやすい、イライラしやすい、 など)
  症状の理解とともに、自然消失。
24歳~31歳:海外旅行や、各種ボディワークセミナーでストレス解消する
25歳~33歳退職まで
職場での人間関係に強いストレスを感じる
便通が休みの日だけになる
月経痛がひどくなる(痛みで嘔吐、下痢、手足の冷えなどの症状を体験す る。
  鎮痛剤を服用  せずに 強い痛みを感じるとでる症状)
28歳秋: 月経が3ヶ月くらいとまる(原因不明)
29歳春:自由が丘にある、整体の教室に週1回通う(以後1年半くらい)
30代:だんだん歯科衛生士の仕事に魅力を感じなくなってくる
32歳:  お姉さん(長女)や甥姪たちと同居はじまる。
4月:  ごたごたが落ち着いた頃、いつもと違う右下腹部の痛みがおき、虫垂 炎
  の疑いで入院。抗生剤で治癒。このときひどい便秘だった。
  これ以降、右下腹部のひきつれるような痛みが時々ある。
33歳: 鍼灸学校入学  便通は3日に2回。
☆34歳:  他のところで歯科衛生士のバイトをしたら、きちんとしていないと ころ
   でそれがいやで不整脈が出た。1ヶ月でバイトをやめたら治った。
37才3,4月:忙しくなって(精神的にも、身体的にもストレスアップ)腹部膨満
感が増えた。

☆家に帰るとほっとして疲れが軽減する。
現在 : 月2,3回出張鍼灸治療。緊張する。

☆気持ちが落ち着かないとき(イライラ、不安)で食べてしまう。食べすぎで腹
 部膨満感が起きるが現在は週1回。目の前にあるとダラダラ食べてしまう。
☆歯科衛生士の仕事で肩こりや腰が重いことがよくあった
☆現在は疲れた時に腰が張る

☆旅行やストレスで生理がとぶことがある(季節は関係ない)
☆お風呂に入るとほっとする。
☆生理1,2日目に生理痛が起きる。薬を飲むと大丈夫。疲れが出て思考力が低 下する。
☆便通は、軽度の緊張では便秘(または少量のコロコロ便)、極度の緊張時(試 験
前、など)では軟便~下痢
・生理の終わりごろ(5日周期なので、4日目か5日目)に頭痛が起きる。側頭
部や、前頭部中心で全体が重い。動くと具合が悪くなるのでじっとしていたい。
頭痛が起きてから2日くらいで自然におさまる。

脈:全体に浮いた感じ【1回目の脈診】
右尺中  弦
2回目脈診
右尺中の弦、緊が明確になった
左関上  中~浮位  緊
わずかに季肋際つっぱりあり(左右差なし)

右太衝  わずかに冷え、わずかに腫れ
右足臨泣  冷え、緩み(表面が緩んだ感じで奥が硬い)
右肝兪  粘り






33歳 鍼灸学校入学  
  駅の階段で足がだるい、しんどいと思うようになった(これまでは
  車通勤で階段がなかったので気がつかなかった)心臓があるなあと いう感じで、
朝も夕方も関係ない。これは現在も同じ。
34歳:  他のところで歯科衛生士のバイトをしたら、きちんとしていないとこ ろ
   でそれがいやで不整脈が出た。1ヶ月でバイトをやめたら治った。

左寸口  緊
左後谿  緩み
右神門  硬結
右厥陰兪  表面が緩み、奥が筋張り  発汗
心兪  表面緩み、奥がつっぱり






15歳:女子バスケ部のマネージャーになり、引退までの2年半、ストレスが大き かった
17歳: 胃痛の初発。
  グループワークがあり、寒い時期で空腹が重なって胃痛が出た。
  ストレスに冷たいもの、冷える環境が加わると胃痛になるが2~3時 間
  で治る。風邪は気にならない。
20歳ころ  腹部膨満感がおきはじめる(はっきりとはわからない)
20代前半:市販の胃腸薬(パンシロンなど何でもよい)を飲むと空腹の胃痛の
  治りが早いことがわかる。胃痛の頻度は2ヶ月に1度。

20代後半  油もので気持ちが悪くなるようになった。
  腹部膨満感がひどくなった。
  お酒もだめになってきた(夜中に気持ち悪くなる) 
  便通が休みの日だけになる  
    痔になる。便秘がちになって数年たったころから、硬い便で出血 
  (軽くにじむ程度)と痛み(すぐに治る)が時々起こるようにな っ
  た。(現在まで。ただし最近頻度は減っている)
  普段はまったく痛みがないため、受診はしなかった。
30代:  油もの、お酒で夜中に少しだけ吐く。
  生理のときのむくみにきがつく(靴下の跡で)
32歳:  お姉さん(長女)や甥姪たちと同居はじまる。
  4月:ごたごたが落ち着いた頃、いつもと違う右下腹部の痛みがおき、虫
  垂炎の疑いで入院。抗生剤で治った。このときひどい便秘だった。
  これ以降、右下腹部のひきつれるような痛みが時々ある。
30歳ころ:腹、腰がスースーする(1年中)(現在まで)

33歳 鍼灸学校入学  便通は3日に2回。
この頃あたりから、胃痛の頻度が減ってきた。
  ・ 授業の合間などに食事代わりに間食を食べる習慣ができた。
  ・膨満感が多少増えた。
  ・胃痛の頻度はだいぶ減った。中かんに鍼をしたら(痛みの局所)痛 みが
  軽減するので薬を飲まなくてよく
  ・入学の少し前から白髪が増えてきた(仕事をやめて減るかと思ったら 増えた)
  ・駅の階段で足がだるい、しんどいと思うようになった(これまでは 車通
  勤で階段がなかったので気がつかなかった)心臓があるなあという 感じ
  で、朝も夕方も関係ない。これは現在も同じ。 
35歳冬:硬めの便で、ポタポタと出血したため、初めて痔で受診。
  痛みはしばらくじんじんしていた。内痔があるとのこと。
  レーザー治療と、止血剤と便通をよくする薬を服用。
  このような強い症状はこの時以来ない。
36歳3月:韓国旅行でキムチを食べ過ぎ、帰国後ひどい下痢が7~10日く
  らい続く。
  帰国後2~3週間したら、20年ほど前に神経の治療をした右上前歯
  が炎症をおこし、ずきずき痛む。再度治療して、治癒。
37歳3、4月:忙しくなって(精神的にも、身体的にもストレスアップ)腹部膨満 感が増えた。
6月:品川の歯科医院でアルバイトを週に2回はじめる。
  冷房の効いた部屋で立ちっぱなしでいるので、下腿がむくみやす くなった。
  8月はじめ:ごたごた忙しいことが終わったら便が2日出ないとお腹が張
  るようになった。

☆気持ちが落ち着かないとき(イライラ、不安)で食べてしまう。食べすぎで腹
部膨満感が起きるが現在は週1回。目の前にあるとダラダラ食べてしまう。
・生理1,2日目に生理痛が起きる。薬を飲むと大丈夫。疲れが出て思考力が低
下する。下肢がむくむ。
・生理の終わりごろ(5日周期なので、4日目か5日目)に頭痛が起きる。側頭
部や、前頭部中心で全体が重い。動くと具合が悪くなるのでじっとしていたい。
頭痛が起きてから2日くらいで自然におさまる。
・普段下痢はしない。
・温かいものを飲食すると、よい変化がある
・食欲は普通~小食で若いころに比べ、徐々に落ちている
・家の食事はおいしい
・口が甘いことが、ごくたまにある
・軽度の緊張では便秘(または少量のコロコロ便)、極度の緊張時(試験 前、など)では軟便~下痢

右関上  空虚
舌診:胖大(歯痕が明瞭)
わずかに脾募あり
右三陰交  冷え、つっぱり
右漏谷  張り、つっぱり
右膵兪  粘り
左胃兪  陥凹
左脾兪  緩み






赤ん坊のころ:傷の治りが悪く、虫刺されで化膿することもあったらしい。
いまでも傷跡が残りやすい傾向はある
9歳:春に大量の花粉で一過性の目のかゆみ(中学くらいまでに自然治癒)
10代:下着がこすれて痒いことはこの頃から。
  二の腕、背中、胸にあせものような吹き出物がでるようになった。

20歳ころ: 皮膚症状(夏に日光過敏で湿疹、かゆみ、ほてり)に気がつく。日
  に当たらなくなったから?
  キク科の花や杉花粉を大量に吸った後にくしゃみ、目のかゆみなど の
  花粉症症状がおきた。
  大量に吸うと起こり、1~2日で花粉症 症状が治まる。
  花粉が飛んでいそうなところにいくときに、メガネやマスクをして、
気をつけていれば症状は出ない。

20代後半   痔になる。便秘がちになって数年たったころから、硬い便で出血
  (軽くにじむ程度)と痛み(すぐに治る)が時々起こるようにな った。
(現在まで。ただし最近頻度は減っている)
  普段はまったく痛みがないため、受診はしなかった。
28歳ころ?:背中に大きなシミができる。
  2年後くらいに皮膚科を受診したところ、レンポウ菌という常在
  菌によるものとわかる。(ふつうの人は感染しない、ごくありふ
  れた菌とのこと)『よほど体力がおちていたのでは?』と、医 師に言われた。
  抗菌剤で治癒。
30歳ころ:腹、腰がスースーする(1年中)(現在まで)

33歳  便通は3日に2回。  
 秋:咳のでる風邪をうつされる。 飲酒、歌を歌ったため悪化。ひどい咳が3 ~4日間つづく。
  自然治癒したものの、咳が続いたため、声帯を痛め、歌声がかすれる(今 現在も)
・風邪はあまりひかない。

脈:右寸口  やや大
大椎~筋縮まで  ややそう理の粗、産毛が生えている
神道~筋縮まで  皮膚の荒れ、吹き出物
右肺兪  陥凹
左合谷  湾凹
右合谷  少し腫れ、熱感






乳離れが遅かったためか、乳歯はすべて虫歯だった。
16歳くらい?:寒がり。夏以外は他の人よりも1枚多く服を着ていることが
  多い(現在まで)
17歳ころ?:冬に寒い体育館で長時間たっているため、腰痛を感じるようになる。
  前屈時に痛みを感じる。安静時痛はなかったように思う。
  夏に部活が終わり、その後腰痛も自然に消えたように思う。
20代  ・翌日に疲れが残ることが時々ある(現在まで)
  ・冬場の手足の冷え(現在まで。ただし手の冷えは鍼灸学校入学後 軽減)
20代半ば:冷房の風が嫌い(現在まで)

30歳ころ:腹、腰がスースーする(1年中)(現在まで)
30代:生理のときのむくみにきがつく(靴下の跡で)
33歳:鍼灸学校入学。
  少し前から白髪が増えてきた。退職後も増えた。
  駅の階段で足がだるい、しんどいと思うようになった(これまでは車通
  勤で階段がなかったので気がつかなかった)心臓があるなあという感じ
  で、朝も夕方も関係ない。これは現在も同じ。 
30代後半:体調により抜け毛、白髪。

36歳 4月:鍼灸教員養成学校へ進む。1年間は 授業が忙しいのと、
  通学で心身に負担が大きかった
37歳3、4月:忙しくなって(精神的にも、身体的にもストレスアップ)腹部膨満 感が増えた。
  6月:品川の歯科医院でアルバイトを週に2回はじめる。
  冷房の効いた部屋で立ちっぱなしでいるので、下腿がむくみやす くなった。

☆初夏に近い春など、寒い暑いがないときは調子がよい。季節の変わり目はダメ。
☆歯科衛生士の仕事で肩こりや腰が重いことがよくあった
現在は疲れた時に腰が張る
☆生理1,2日目に生理痛が起きる。薬を飲むと大丈夫。疲れが出て思考力が低
下する。下肢がむくむ。

右左外関  緩み、発汗
右外関  筋張り
神闕がひく感じ(吸い取る感じ)
右太谿  冷え、緩み
右照海  冷え
右僕参  冷え
右申脈  冷え
右金門  張り、冷え
左金門  緩み
右湧泉  冷え、少し腫れ気味
左承山 冷え、緩み
右承山 つっぱり
右湧泉より5寸後ろに魚の目
左三焦兪  つっぱり
仙骨部  張り気味(肉がのった感

口が時々渇く




瘀血



20代から:生理に塊が混じる(現在まで)
舌裏怒張あり
19歳: 歯科衛生士学校2年生ころから、ときどき月経時痛がではじめる。
  薬をのまずに、痛みに耐えていた。
20歳   のんびりとした職場だったが、仕事がつまらないことによるストレス はあった。
・ 円形脱毛症になる。(自然治癒)
・ 月経時痛で鎮痛剤を服用するようになる。  
20代後半  月経時痛がひどくなる。
  年齢ははっきりしないが、痛みで嘔吐・下痢・手足の冷えなどの症
  状を体験する。以来、月経時に痛みがでたらどうしよう、という 漠
  然とした恐怖感を抱くようになる。
28歳ころ?:背中に大きなシミができる。






舌診:紅点が全体に(古い)
35歳冬:硬めの便で、ポタポタと出血したため、初めて痔で受診。
  痛みはしばらくじんじんしていた。内痔があるとのこと。
  レーザー治療と、止血剤と便通をよくする薬を服用。
  このような強い症状はこの時以来ない。
36歳3月:韓国旅行でキムチを試食しすぎて、帰国後ひどい下痢が7~10日く らい続く。
  帰国後2~3週間したら、20年ほど前に神経の治療をした右上前歯
  が炎症をおこし、ずきずき痛む。再度治療して、治癒。
口がときどき渇く







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











一元流
しゃんてぃ治療院