肩凝り頭痛の弁証論治


肩凝り頭痛の弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



長い時間をかけて脾気と腎気を損傷しており、 肝風内動をおこしたことがきっかけで、より強く脾腎を損傷して しまったため、腎気の回復は時間がかかると思われる。

そのため、治療は脾気の立て直しを中心にしながら、 脾気と腎気に対してアプローチしていき、脾腎の土台を 安定させていく。

今現在、転職により頭痛が再発しているので、 職場でストレスを強く感じた時など、上焦のうっ滞が強くなってしまった 場合のみ、疏肝理気を加える。




生活提言



患者様は、とても頑張り屋さんのように思われます。

今回の転職でも慣れない仕事、環境でご自身の体力の限界以上に めいいっぱい頑張ってお仕事をされてきたのではないでしょうか?

新しい環境でお仕事を頑張ることで、お身体を悪くする方向に向かっていき ついにはお身体がその頑張りに対応できずに、頭痛という症状で悲鳴を あげてしまったようです。

今回の頭痛は、生命力の土台が弱くなっているところに、ストレスと頑張りによって 生命力への負担が増してしまったことによりおきてきたと思われます。 また、6~9月におきた、はきけ・めまいを伴う激しい頭痛は、このようなお身体の 状態のところに風寒邪をお身体に受けたことにより、生命力の土台により強い負担が かかり、そのためより激しい頭痛となってしまったと思われます。

生命力の土台を回復していくためには、胃腸の調子を高めていくことが大切になります。

そのためには、胃腸に負担をかけない食生活が大事で、その中でも間食の習慣は かなり胃腸に負担をかけるものなので改めていただく方がよろしいかと思います。

胃腸の調子をよくして生命力の土台を安定させていくことで環境の変化などのストレス にも対応できるお身体になっていくと思われます。

また、風邪をひくと生命力の土台が強くダメージを受けてしまい激しい頭痛への ひきがねとなってしまいます。それなので、風邪をひかないように注意しましょう。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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