倦怠感・気持ち悪いの弁証論治


倦怠感・気持ち悪いの弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



腎気を立てながら、まず風邪の内陥を取り去ることを第一目標とする。

風邪が抜けたあとは、腎気を去年の秋以前の状態まで回復させたい。そのためには脾気も同時に立てていったほうがいいのではないかと考える。




生活提言



去年の秋以降、急に体調を崩すことが多くなり、これまで元気だった分、身体への不安が大きいことと思います。ただこの1年、ご自分でも感じられているように、生活環境の変化が多くあり、少し無理をしすぎたために、体の力を落としてしまった感じです。そしてお体を拝見すると、風邪が抜けきれていないことが窺え、そのために体調がなかなか回復しない状況です。なのでまずは入り込んでしまった風邪を追い出し、この1年で落としてしまった体の土台の力を取り戻していきましょう。

体に居座ってしまった風邪を取り去るには、風邪を追い出すだけの体の力が必要になります。そのためにはしっかりした睡眠が大切です。夜は10時には就寝できると質のよい睡眠が取れます。せめて0時を過ぎないようにして下さい。

夜ちゃんと眠るために、昼間少し体を動かすのもいいと思います。体調が良いときは散歩などをして軽く汗ばむくらい発散できると体も温まり、血の巡りも良くなって気分もすっきりすると思います。ただ汗をかいた後はしっかり汗をふき取り、体を動かすのも疲れない程度にして下さいね。

体の力を養いながら風邪を追い出すのに、お灸はとても効果的です。自宅でもお灸をしっかり続けて下さい。体から風邪を追い出す時には、また風邪を引いたような感じになることがありますが、治っていく過程なので心配は要りません。

最後に食事についてですが、もともと食べても太れず、胃腸の器が小さいタイプです。こういう方は、無理にいっぱい食べるのは逆効果になります。少量しか食べれないからこそ1回ごとの食事でバランスよく食べることが大切です。すぐお腹がいっぱいになるが、すぐお腹がすくとのことなので、1回の量は多くせず、食事の回数を増やすようにした方がいいかと思います。なので食べれないのに小腹を満たすためにお菓子などの間食のするのはよくありません。間食を止めて、1回ごとの食事を大事にした方が胃腸にはいいと思います。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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