治療指針:生活提言:経過


不妊不育からの出産弁証論治
病因病理:弁証論治




病因病理



子どものころから冷え性で冬が辛く感じるような陽気不足があり、その上、手足 にしもやけも出来ていた、大人になるにつれてしもやけはなおっており、それな りに器の充実があったと思われる。

しかしながら20代後半より夜間尿がはじまる。20代という人生の充実期に夜間 排尿がはじまるということより、成長に従い器が大きくなり、それなりに安定し ていたが、20代後半から夜間排尿が出るように、腎気は不足気味であった。







30歳頃より食欲が低下。

33歳の結婚、そして不妊治療の生活は『頑張らなくては』と肝気を奮い立たせ るような状況であった。これにより肝気は脾気へ横逆。下痢状の便通で便器に付 着、足三里に緩み冷え、左の脾兪の大きな陥凹など、脾気の大きな落ち込みを示 している。

脾気が大きく落ちたことにより、20代は155センチ48キロ(BMI19.97少しやせ気 味)であったのに体重が自然と5kg減少してしまい、43kg(BMI17.89の痩せす ぎ)になってしまった。

このころより、しもやけが再発。足が冷たくて眠れないようになっている。ま た、同時期に口呼吸が多くなり口が渇くという愁訴が出ている。肝気の横逆で脾 気が落ちたことが体重の減少まで到達し腎の器がひとつ小さくなってしまったと 思われる。

脾気を落とすことで器が小さくなってしまったが、日々を生活していくためによ り肝気を奮い立たせたたせて生活する必要があったため肝鬱はより強くなった。 器が小さくなったことと、強い肝鬱により、末端で経絡の疏通が悪くなりしもや けが再発、足が冷たくて眠れないようになった。

小さくなった脾気は、心気への養いを充分にすることができず、つよい肝鬱によ る内熱もあったため、口を渇かし、焦げ臭い体臭となっていった。霊道のこそ げ、内関の陥凹、心兪のゆるみなどは脾気が充分に心気を養えなくなっている状 態を示している。舌証をみると、舌根部には白苔があり、舌中央部には苔がはげ ていてなくなっているので、腎気は不足がちながらまだ脾気をバックアップをし ており、脾気を中心に陰気が不足している状態をしめしていると考えられる。




弁証論治



弁証: 脾腎両虚 心陰虚(心血虚)
 肝鬱 心熱

論治: 補脾 補血 温腎補陽







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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