爪もみで悪化した潰瘍性大腸炎の弁証論治


爪もみで悪化した潰瘍性大腸炎の弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



まず第一に腎の陽気を後押しし腎気を保たせ下痢を止める。
下痢が止まった状態で、脾気腎気双方を養い、気陰両虚を救う
下痢のきっかけとなる、風邪、月経、ストレスに対しては、器が大きく 傾く前に処置していく。




生活提言



18歳から下痢や腹痛で入院まで繰り返し、なかなか大変な状態だと思います。

いままで、比較的力の強いステロイドや透析などの治療を受けながらも、風邪、生理、ストレスなど 普通の日常生活でおこる当たり前のことをきっかけに、大きく体調を崩し、より強い治療が 必要となってきてしまっています。

これは、症状に対して対処療法はできていても、ご自身の底力を増していくような身体作りになって こなかったのだということだと思います。また、もともと底力そのものも不足気味であったという こともありますね。







手入れには順番があります。まず第一のステップ。

まず体幹(ボディー)の部分を大切にして、お腹を守るようにしていきます。

ご自身の養生でも、手足末端のツボを使うのではなく、体幹(ボディー)を中心にしていきます。

お腹をしっかり守る力が出来れば、下痢や腹痛が起こる頻度も減ってくるでしょう。

身体全体のパワーが不足していても、底力が不足していても、それなりに自分の器の中で 上手にバランスが取れていれば、症状は発生しません。まず下痢や腹痛がなく落ち着いた状態を つくるようにしていきましょう。







第二のステップとしては、身体全体のパワーをあげること。

生理がきても、風邪を引いても、多少の精神的なストレスでも、どーんと受け止めることができる 身体のパワーをつけます。このときにも、中心となるのは体幹部。中心をしっかり養うことが重要です。

生理や風邪を十分受け止めることができるパワーが出来たら、その次のステップとして、手足も 含んで全身のツボなどを使うこともできるかと思います。ここまで来ることが出来れば、身体は 加速度的によくなると思います。

症状が強く、精神的な問題もあり、前に進むのがなかなか大変な状態ですね。それでも、 若さは溢れている感じがします。しっかりと手入れして、身体をもう一度作り直して立て直しましょう。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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