治療指針:生活提言:治療経過


リュウマチ→糖尿病併発の弁証論治
病因病理:弁証論治




病因病理



34歳の時に、急な体重減少と慄え、発汗を伴う状態で、甲状腺機能亢進症と診断されている。心気に強い負担がかかり、体重減少という器を小さくするような出来事であったが、投薬で落ち着くことができた。







48歳のころ、子宮筋腫による生理の出血量の増加と関節リューマチの発症がおこっている。子宮筋腫という瘀血によって出血量が増加し、素体に負担をかけたことで、器になんらかの影響をあたえ、関節リュウマチの発症となったのではないかと思われる。

リューマチをリューマトレックスと痛い止めでなんとかコントロールし、生理の出血量の多さも投薬にてコントロールしながら経過。穏やかに進行するという状態が続き、56歳閉経によって子宮筋腫による出血からは解放されたが、医師から血糖値の問題を指摘され、家族歴もある糖尿病の注意を受けるにいたっている。

その後2年間、薬のコントロールにてリウマチとつきあっていたが器を立て直すことはせず、また糖尿病に関しても、特別な注意を払うことなく過ごしていた。







58歳の12月、それまで問題のなかった便通が急に悪くなり、非常に強い口渇が出始め体重の減少も始まる。脾気が急激に落ち込み、脾の陰気不足により強い口渇が生じたものと思われる。1月には血糖値が空腹時で340と糖尿病の診断を受け、そののち4ヶ月で7キロの体重減少となった。

非常に急な脾気の落ち込みは、腎気の支えがなくなったためではないかと思われる。

10年間に渡ってリウマチを薬にてコントロールし続けたが、これによって器である腎気に負担が徐々にかかっていたこと。子宮筋腫による出血が多く器に負担をかけ続けていたことなどがあり、12月に一気に腎気が底割れし、脾気は拠り所を失い、もともと家族歴がつよくあり素因があった糖尿病の発症につながったのではないかと思われる。

食事制限により、血糖値がコントロールされ、つよい口渇はある程度おさまったものの、脾気の回復にはつながらず、体重が55キロになってしまったころ、末梢神経の症状が出始めた。四肢の養いが不足してしまったためではないかと思われる。

現時点でつよい脾気落ちが明瞭である。中かん、臍の動悸。左右脾兪の大きい陥凹は、脾胃の支えを失った全身状態をあらわしている。また左右とも三焦兪から腎兪が底抜けたよな状態であるのは、腎気の底割れも明瞭であることをしめしている。




弁証論治



弁証:腎虚を中心とする気虚 脾虚
論治:益気補腎 補脾







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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