左肩甲間部のしびれ糖尿病の弁証論治


左肩甲間部のしびれ糖尿病の弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



痺れや痛みの出ている経絡経筋を補い、症状の緩和を図る。
そのためにもベースの問題である腎気を同時に立てていく。
また腎気を損ねている肝鬱を和らげ、腎気を落とさないように、疏肝理気も適 宜行いたい。ただ肝鬱の問題は鍼灸治療のみでなく、生活の改善からも改善が 図れるように促したい。




生活提言



社会人になってからこれまでずっと精力的に仕事をバリバリとやってこられた のだろうと察します。その頑張りが肩こりとして現れていると考えられます。 ただここ10年は坐骨神経痛に、左肩甲間部の痺れ、右肩の痛みと、少しずつ不 調が出てきています。これは年齢的に生命力に陰りが見え始め、若い頃と同じ ような踏ん張りが体力的に利きにくくなりつつあるのだと考えられます。

針灸治療を薦めてくださった奥様も○○さんのお体を気遣われていることと思 います。出張が減ったとはいえ、責任ある仕事をされているお立場ですし、休 みの日にはまだ小さいお子さんの遊び相手をされて、なかなかご自分のために 時間を作ることは難しいかもしれませんが、この機会に少しご自分の身体を労 わる時間を持たれると良いのではないかと思います。

○○さんにとって一番の身体の養いになるのは、運動だと思います。激しいス ポーツなどではなく、ウォーキングなどの全身運動を定期的にされると、仕事 で凝り固まりやすい気血の巡りが良くなり、肩こりも改善されると考えます。

次に食事に関しては、出張が減ったのでコンビニ弁当も減り、奥様も食事に気 をつけてくださっているとのとで、とてもいいことだと思います。あと気をつ けることは、腹八分目を心掛けることと、ご自身でも自覚していらっしゃる炭 水化物の取りすぎに注意することだと思います。

1ヶ月で15kg体重を落とすようなダイエットができるほどの強い意志の持ち主 ですので、制限しようとするととことんできてしまうのだと思うのですが、食 の改善と運動は少しずつ緩やかに始めて、習慣にできるといいなと思います。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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