首肩の痛みの弁証論治


首肩の痛みの弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



病因病理で明らかになったように、生命力の弱りが根本にあるため 補腎を第一とする。

虚実が混じり合った状態となっている首肩の局所治療は、さらなる だるさを誘発することがあるため、しばらく補腎をおこない、経穴 反応や睡眠などの症状が改善してきた時に、局所の通経をおこなえば 効果的と思われる。




生活提言



ひと言で申し上げると、....さんのお身体は疲れきっています。

首肩の痛みも単なる使い痛みレベルではありません。

全身の体調と首肩の痛みは関連していないとのことですが、ツボの 反応や時間軸に沿った問診からは、腎気(生命力)の低下が根本に あると思われます。

生命力の低下とは大げさに聞こえるかもしれませんが、休めること で治まっていた肩の痛みが休んでも取れなくなっていることや、 しっかり眠っているのに朝が起きにくいという症状からもそれがう かがえます。

全身の回復力と考えてもらったほうがイメージしやすいかもしれま せん。







そして、....さんも自覚されているように、何事も頑張り過ぎてし まうことも一つの要因となっています。

鍼灸治療は全身のバランスを取ることで生命力を回復するようにし ていきますが、日々の生活でも気をつけていただきたいことがあり ます。

仕事だけでなくテニスも疲れすぎない程度にしましょう。

何かに取り組む時に少し肩の力を抜きましょう。まずお腹(おへ その下あたり)に意識を持っていくクセをつけるといいと思いま す。

甘いものは緊張を緩めてくれますが、食べ過ぎると回復の妨げに なりますので、特に夜は控えるようにしてください。

すべてをきっちり守ることもストレスとなりますので、できること からボチボチ始めてくださいね。

継続していけば、首肩の痛み以外にも、自分の身体の変化に気づく ことができると思います。







主訴:問診

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切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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