腎気を養う。まずは奔豚が起きなくなることを目標とする。
肝気鬱滞の症状が強く出て支障となるようであれば、適宜払う。
○○さんは、何かを成し遂げようとする意志や集中力の強い方のようです。
ただ、生命力の土台となる部分が弱っている今、それが負担になりがちです。
そして、お身体も敏感なため、周りの環境から影響を受けやすいようです。
そのため、新しい環境での生活や、新しいことに取り組む際は、○○さんの お身体にはとても大きな負荷がかかるのだと思います。
環境が変わったときや、新しいことに取り組む際は、長時間集中して一気に 取り組むのではなく、時間を区切って休憩をいれたり、肩の力を抜くよう 意識するとよいと思います。
奔豚が起こりがちな時期は、少しがんばりすぎているのかもしれません。
そんなときは、好きなことや楽しいことをしながらリラックスする時間を 増やすのもよいでしょう。
生命力の土台を回復させるためには、日々の生活がとても大切です。
夜の10~11時には寝るように心がけましょう。
食事はよく噛み、食べ過ぎに気をつけてください。食後にお腹が張るときは、 胃腸の負担となっているので、食べる量を少なめにするとよいと思います。
運動も、体力をつけるにはよいのですが、今の○○さんには激しい運動より、 散歩やスクワットのような、負荷の小さい、下半身を鍛えるものがお勧めです。
翌日に疲れが残るようであれば、今のお身体には負担と捉えて、運動量を 調節していきましょう。この運動も、たまに長時間まとめてやるというより、 短い時間でも毎日続ける方が望ましいです。
体調が優れないときは、無理をしてやり遂げようとせず、休んでくださいね。
生命力の土台が回復してくると、奔豚症状も消えていくはずです。
まずはそれを目標に、養生をしていきましょう。
|
|
|
|