ゲップが多い弁証論治


ゲップが多い弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



補腎により腎気の安定を図る。
それにより肝気が納まることを期待する。
気滞・気逆が強いときは適宜解消する。




生活提言



弁証:腎虚 肝気の不安定さ

女性にとって、閉経は、身体のシステムが変わる転換期です。その際に、 少しバランスを崩したため、寝た状態で頭をふるとフワフワしたり、汗を かいたり等の症状が出たのだと思われます。そして、同じ時期に出てきた [お腹が張る・ゲップが多い]という症状も実は同じ原因からきています。

身体の土台の力(閉経と深い関係にあります)に弱りが出てきたため、 ○○さんの体質的に、不安定になりやすいところで症状が出たのでしょう。

しかし、その症状も、ゲップをしてしまえば解消できており、問題が 深くなっているわけではないようです。ですので、症状に注目するより、 身体の土台の力を養っていくことが、症状を軽くするカギになります。







身体の土台の力を養うには、

・下半身を鍛える軽い運動(ウォーキングやスクワット等)をする
・食べすぎを避け、腹八分目を心がける
ことが重要です。細く長く続けることが上手に養うコツです。

おいしくご飯が食べられることは幸せなことですが、食べすぎると胃腸に 負担がかかり、土台の力を養いにくくなります。食べすぎを防ぐため、よく 噛むことを意識し、今までよりも少し時間をかけて食べるようにしてみては いかがでしょうか。







他に治しておきたい症状として[白目の充血]がありましたが、これも 土台の力を養うことで、軽減すると思われます。

症状を悪化させないように、長時間目を使い続けるのは避け、こまめに 休憩を入れるようにしましょう。疲れを感じたときは、蒸しタオルを 当てる等のケアをしてあげるとよいと思います。

日々の養生をすることで、土台の力を充実させれば、ますます快適な生活を 送ることができると思います。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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