弁証
脾腎両虚を中心とした気虚および肝鬱気逆瘀血
経絡経筋病:右大腿陽明胃経および少陽胆経の損傷。
右奇恒の腑の損傷
治療指針および処置
局所に過剰に集まっている生命力を中心である生殖器および脾腎に導くことを第一に考えました。
処置は、腎兪・脾兪を適宜選穴して三番短鍼を置鍼し、その間の督脉上に温石を置いて温め、仙骨正中の五点をとり円皮鍼を置鍼し同じく温石を置いて温めました。
15分この状態でおいておき、温石をとって抜鍼後、仙骨正中の円皮鍼上を温灸器で温圧しました。
仰向けで、三陰交から漏谷にかけての腫れ圧痛を温灸器で温圧して調え、生殖器の回復を早くすることを目標としました。
生命力を中心に集めようとしているのに初診時点で関元に納めるように温石を置くという処置をしなかったのは、小腹全体が触れると痛む状態だったためです。
落ち着いてきてからは関元と右少腹に温石を置いて納めとしています。
一元流
しゃんてぃ治療院