20代半ばから高音の耳鳴りがあり肩こりも強く、肝鬱を強く持ち気味であったと思われる。
30代より仕事が忙しくなり責任もまし強くストレスを感じ始めた頃より体調が悪化。もともとの耳鳴り肩こりに加え、足の冷えも自覚がはじまっている。
責任が増したことにより生じたストレスから肝鬱がより強くなったためではないかと思われる。
このより強い肝鬱と仕事や生活から生じた腎気への負担によって、生命力には一段と負担がかかり、こむら返りや入眠困難なども出現し、腎気の弱り、肝鬱の悪化という悪循環より肝血の不足までも明瞭になってきたのではないかと思われる。
不妊、肩こり、足の冷えに加え、なにかするとすぐに疲れてしまうという訴えもあり、 腎気の弱りも明瞭である。
大椎のふくれている感じ、太淵、合谷の発汗などから風邪の内陥も疑われ、
また毎日の間食や季節の変わり目の体調の悪さ薄くある脾募などから内湿の存在も疑われる。
風邪の内陥、内湿もまた生命全体への負荷となり、腎気をより低下させてしまい肝鬱をより悪化させる要因となっている。
弁証:腎虚肝鬱 風邪の内陥
論治:疎風散寒 益気補腎 疏肝理気
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