まず、繰り返している気胸を起こさないようにするため、肺気を補うことを中心に行う。切診からも脾虚が 顕著なので必要であれば脾気も補う。
気虚の状態がよくなってきたら、さらに腎気を中心に補うことにより、 徐々に肝鬱をはらようにする。
〇〇さんは子供のころをお聞きしましても、もともとお身体が丈夫な方ではないように 思われます。
全身の生命力不足があるようです。
社会人になって2年目以降に病気、自然気胸になっているところから、 敏感な〇〇さんにとって社会人1年目は、緊張していたのかなと思われます。 その緊張が徐々に体に負担になっていたのかもしれません。
そして胃の不快感も正社員になったあたりから出ているところからも感じられます。
ストレスは、身体にとって負担となりやすいものです。
でもストレスは生きている以上、なくすことはできません。
難しいことではありますが、上手にコントロールしていきましょう。
たとえば、ストレス解消となるものを定期的に行ったりすることもいいのかなと思います。
社会人になって10年以上たち、そしてもといた職場に戻ってきていることから、 今後は職場の緊張も少しずつなくなってくるのではないかと思います。
食事に関しても、小食を気にされているようですが、 無理をせず、自分の食べれる量で食事をしてください。
無理をすると負担になりますし、体調がよくなってくると自然に食べれるようになってくると思います。
治療では繰り返している気胸をおこさないように肺の機能を補っていきます。
それから胃腸の状態が良くなってきたら、生命力を支える土台作りに着手ししていきましょう。
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