漢方が効かない、不妊、冷え性、動悸の弁証論治


漢方が効かない、不妊、冷え性、動悸の弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



・まず第一に腎気を高めること。全身の気虚としての問題も大きいので、場合によっては脾気、肺気を補うことも行い、 全身の気虚が補われことを期待する。

・心熱、肝鬱については基本的に腎気がたつことで納まりがよくなることを期待。場合によっては疏肝理気や気を引き降ろし心熱を裁くことも行う。




治療経過



初診

2月
 週に1度の治療間隔で鍼灸治療開始
 毎日の自宅施灸(治療の度に、お灸の場所に印をつける)
 舌の色の悪さ、歯形がついている(歯痕)、苔が少し多いことなどを見ていただき、ご自身の身体の状態をチェックする目安としていただく。

1)百会 復溜(灸頭鍼)右外関 中注 関元
2)肺兪(温灸)
3)脾兪、三焦兪、右胆兪。

3月
 いつもひどい生理痛が軽く、だらだとした出血がすっきりと終わった。

6月
 漢方薬局で当帰養血精と八味丸を購入。食事調査、指導
 (漢方はそれまでに、沢山の種類を飲んでほとんど効かなかったのでイヤだということだったけど、再度挑戦していただく)

9月 
 採卵 5個とれた。1つ未成熟、4つの成熟卵はふりかけで受精しなかった。

10月
 不妊治療クリニックを転院 不育の検査を受ける(12因子)

1月 
 舌がよくなってきた。薄白苔やや淡白 瘀斑、歯痕は少なくなっている。膩苔が非常に綺麗な苔へと変化。
 採卵 一個受精4分割移植

2月(初診から1年後)
妊娠 不安で眠れないーアドバイス→眠れた
 胎嚢確認 眠れない
 妊娠継続
 30週ー逆子ー治った







食事について

 昔の食事

  缶コーヒー2~3本、スナック菓子は食べ得ないけれど夫が好きなケーキやバームクーヘンをよく食べていた。

食事の変化
 指導前の食事

朝)トマトジュース、トーストにジャム
昼)クリームパスタ サラダ カフェオレ
間食)野菜ジュース
夜)ごはん ポークステーキ サラダ もやしの味噌汁など。

指導内容

主菜である肉、魚、卵などを掌5つ分を食べよう。副菜を増やそう。乳製品、果物を それぞれ掌2つ分食べよう。

指導後
朝)くるみぱん、サラダ(キュウリ、レタス、トマト、ささみ肉)、目玉焼き、椎茸の肉詰め、キウイ、牛乳
昼)いなり寿司一個 サラダ(レタスきゅうり、ラディッシュ)ひじきの卵焼き、豆腐ハンバーグ、アメリカンチェリー
夜)稲荷1個 切り干し大根 高野豆腐 サラダ(同じ)カレイみりん漬け、ささみ大葉チーズ焼きなど。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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