痛みが改善しない弁証論治


痛みが改善しない弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



腎気を中心に全身の補気をする。
流れの悪さが強い場合は理気も行う。
生活習慣での負担が大きいと思われるため
無理しないように睡眠や休みをうまく取るように改善してもらう。




生活提言



腰痛や肩、肘、手首の痛みととても辛い状態が続いていますね。
なかなか思うように動けないことと思います。
〇〇さんの生活状況を振り返ってみて
お若い時から、勉強やお仕事やスポーツに
とても頑張って取り組んでいたことがよくわかりました。
普通の方ではギブアップしてしまいそうなことが、
〇〇さんはしっかりできて乗り越えられる方なんだと思います。
ただ、30歳のギックリ腰から徐々に痛みがいろいろ出てきて
完全に体が回復できていません。
今までの頑張り(トレーニング、お仕事)が、
自分自身の体の悪化状態をも気づけないほど
より頑張って生活していたのではないかと思います。
本当はすごく疲れているけど、気づかず頑張って生活するが、
体はどんどん疲労がたまっていく。という感じです。
その状態が、長期間続いてしまったことによって
短期間では改善できないほど
体が悪化してしまったのではないかと思いました。







生活の中で改善していただきたいところは、
頑張りすぎないということです。
今現在は自分が思っている以上に弱っている状態です。
頑張っていないと思っていても体は無理している状態になり
悪化の方向に向かってしまいます。
お仕事など難しいかもしれませんが、
余裕のあるスケジュールをたてて生活することがいいと思います。
睡眠時間ですが、子供の頃から少ない傾向にあるようですが、
これも体の回復を遅らせてしまいます。
できるだけ、夜12時には眠りについているようにして、
睡眠時間も長くとるようしましょう。
少ない時は昼寝をしたりしてリラックス時間を
積極的につくれるといいと思います。







またトレーニングはかなりハードなトレーニングをしていたようですので
負荷を落とすことトレーニング日数を減らすことが必要と思われます。
また運動をする時は必ず中心である下腹部を
意識して行うことをお勧めします。
トレーニングでは鍛えている部分に意識がいきがちですが、
中心が不安定であると全て不安定となり、
変なところに負担がかかってきてしまいます。
全ての動きは中心が安定して動いていることを忘れないように
トレーニングをしていくことが重要です。







鍼灸治療では体の根の部分、
根本を充実させるように治療をしていきたいと思います。
時間がかかるとは思いますが、
少しづつ充実するように生活改善と合わせて行っていきましょう。
また便通の状態やしっかり太れることは胃腸が丈夫な証拠であります。
しかし、年齢とともに少しづつ丈夫な胃腸も衰えてきますので、
飲み過ぎ食べ過ぎには気をつけて生活していただければと思います。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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