治療指針:生活提言


不妊 肩こり腰痛肥満の弁証論治
病因病理:弁証論治




病因病理



20代の若い頃から頭痛がスタートしている。

何かに集中すると側頭部と目の奥に頭痛を感じると言うことから、肝鬱によって引き起こされている可能性と、目の奥の頭痛まであることから腎気の弱りがあったのではないかと思われる。







30代初めに首の不快感が出始める、整形外科ではストレートネックではと言われる。その後、36才の時に強い頭痛から左脳梗塞あとがみつかっている。

西洋医学的には形態からストレートネックのための首の不快感と診断されているが、この方の首は大椎を中心として大きく盛り上がり肺兪の発汗などの状況から風邪の内陥がうかがわれる。もともとの肝鬱を起こしやすい頭部の状況と腎気の弱りがあったところに風邪の内陥がおこり、継続的に腎気への負担と気逆が続いたことで、長く続く肝鬱気滞となり、その結果、頭部に瘀血が発生し脳梗塞という状況がおこった可能性がうかがわれる。

このあとも、脳梗塞の疑いを指摘されたり、膠原病の疑いという西洋医学的な診断がでている。大きな病変にはいたらないものの、風邪の内陥と腎気への負担が継続し続けているためではないかと考えられる。







こういったなか、38歳頃から仕事が忙しくなり、体重が増加。同時に不妊治療も本格的におこなわれるようになった。それにともない頭痛の頻度も増えている頭痛は疲れと連動し、生理の前にも頭痛を感じガスがたまる感じも出現。腎気の弱りと肝鬱が強くなっている可能性がうかがわれる。

現時点の体表観察や問診からも、首の不快感、大椎の盛り上がり、 肺兪発汗 太淵の腫れ 督脉の接脊を中心とする冷えなどから風邪の内陥は明瞭である。その上に、子宮筋腫、チョコレート嚢胞など下焦における瘀血状態、そして右は大きく丈夫までせり上がる脾募、急激な体重上昇などから内湿、下肢のむくみ、三焦兪の陥凹、疲労と連動する頭痛など腎気の低下も明瞭である。




弁証論治



弁証:腎虚 風邪の内陥 瘀血 督脉の冷え

論治:疎風散寒、補腎、温通温養督脉







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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