胃の気の脈診


胃の気の脈診


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【目的】

令和5年11月の勉強会で、胃の気の脈診について私(伴 尚志)が解説しました。その際、私が語った胃の気の脈診の内容が、北辰会における胃の気の脈診とは異なるものであると私はしきりに強調しました。そのため、北辰会ではどのようなものを胃の気の脈診としているのか?という質問が出ることになりました。

私は北辰会と30年以上かかわっていないため、現在何をしているのかは実はよく知りません。この文章では、30年以上前に出版された北辰会の書物を書庫から取り出してきて読み直し、それを基に考察してみました。ですから、現在では、北辰会は異なる考えを持っているかもしれませんので、その場合は私に連絡していただけると嬉しいです。

書庫から取り出してきた書物で表現されている北辰会の考え方と、一元流鍼灸術の考え方の違いは、実は驚くほど深刻なものでした。

この小文は、その違いを明確にするとともに、真実の「胃の気の脈診」を明らかにして、それに基づいた一元流鍼灸術の考え方をさらに研ぎ澄ましていこうとしています。







【目次】

         『胃の気の脈診』概観

         胃の気は脈診の土台

         生命力と病とは相反するものか

         病は生命力の表現である

         『胃の気の脈診』における弦急脈

         生命力がなければ病はない

         病と生命力とは陰陽関係にはない

         養生とは生命を磨くこと

         参考書








一元流鍼灸術