去る十月三十日、全国戦友会連合会大会が靖國神社で行われました。部隊の行進があるというので、もしかしたら皆さん軍服でみえるのかと想像しておりましたが、背広姿の方がほとんどでした。
靖國神社を国の手で祀ってもらいたいという、基本的な願いの実現の見通しがなかなかつかない状態のまま迎えた最後の大会であり、また、高齢が主要因となった今年限りの戦友連の解散なので、失意が前面に出ざるを得ないのではないかとも想像していたのですが、それはまさしく誤りで、これからの行動に向けての闘志、凛々たるものがありました。
けっして諦めない、という意志の強さを学んだということは、靖國神社の社頭での活動を受け継ぐこととなったJYMAの赤木理事長も、懇親会の席で述べられておりましたが、まさに平常心が支配した大会であったと感じております。
三々五々集合した往年の戦士たちは、靖國神社の第二鳥居から本殿へ行進をし、本殿内で神主さんの禊を受けた後拝礼して、懇親会の席につきました。
懇親会では西田戦友連会長、湯澤靖國神社宮司、堀江英霊にこたえる会会長、倉林英霊にこたえる会事務局長などのお話がありました。
中でも靖國神社の湯澤宮司が講演の途中、万感押し寄せる思いを抑え切れず、言葉を詰まらせて降壇されたことは、私が想像していた戦友連解散に対する無念さを表現してくれているようで、印象に残りました。
ほんとうは書くべきことがたくさんあるような思いがあり、言葉をめぐらせていたのですが、思えば思うほど言葉を見失っていく自分がいます。
とにかく、ありがとうございました
そして、大会の運営、ご苦労様でした。