六、諸外国における洗脳

六、諸外国における洗脳






上記国内におけるマインドコントロールに連動する形で、日本が係わってきた韓国や台湾や中国そして当然アジア諸国の華僑においても、同じような反日教育という洗脳が戦後施されてきました。台湾(国民党)や中国やアジア諸国に華僑においては戦争中の反日政策が継続されたもので、韓国においては戦後アメリカ国内から連れてこられた統治者である李承晩によって親日であるだけで処罰されるという恐怖政治とともに施されたものです。呉善花の《生活者の日本統治時代》には、韓国と台湾との日本観の違いについて、以下のように述べられています。









こんな教育を受ければ、どんな者でも反日感情をもつことになるしかない。


日本へ行ってから、知り合いになった台湾人たちにそのことを話すと、「自分はそんなことはなかった」という。「なぜか」と聞くと、「学校ではすさまじい反日教育を受けた一方、家庭や地域で聞くのは大部分がその反対のことばかりだったからだ。」と答えていた。


私の場合、家へ帰って学校で教わったそのままに「日本人てとんでもない人たちなのだ」といったことを語ると、父も母も顔をそむけたり、「まあね」とか適当にあいづちを打つばかりだった。私はそのことが不満で、父や母は学歴の低い田舎者だから、何もわかっていないのだと思うようになっていた。









このような反日政策の裏には、アジアにおける日本の影響を一切排除しようとした新しい支配者であるアメリカの意図をがあります。しかしこれも、朝鮮戦争によって、日本がアジアの中に置かれて苦闘していた立場をマッカーサーが理解するようになって、半ば崩れていくことになります。

しかし、朝日新聞などのマスコミによる外圧を利用する形での東京裁判史観の確認、反日世論の形成作業は、二十一世紀に至る現在でも行われているということを、我々は深く銘記し、注意深く対応しなければなりません。

また、ことに韓国における反日意識は、李承晩によってもたらされたことを考えるとき、韓国人も、いつの日にか、李承晩のマインドコントロールから解放されて、より広い視点からの歴史観を獲得されることを祈っております。






2001年8月30日

忠君愛国