腰痛の弁証論治のはじめへ


腰痛の弁証論治(生活提言)




生活提言と題して書いたこの文章は、患者さんに第四診時に、四診・弁証論治・その後の再診二診分とともにお渡ししました。







腰は「腎の府」と東洋医学では呼ばれています。まさにそのことを想起させるようなお身体です。

現在、痛風のおかげで食事の節制をされていますから、これから身体が回復していく速さは非常に速いと思います。これは、二診三診における身体の大きな変化、そして安定として現れています。

現在は気虚の徴候が表面化していますから、気虚の状態が収まるまでは「休息」ということをメインテーマとして生活を設計していただきたいと思います。

食事の節制とマラソンを控えることを前提として週に一回のペースで回復具合を見ていくことにしましょう。

この気虚の状態から脱したならば(実はそんなに遠くないと思います)、マラソンを短い距離から徐々にはじめましょう。もう一度、一から身体を育てていく気持ちで生活していくと、しっかりした身体を手にいれることができると思います。







マラソンの量のコントロールに関しては、お身体を拝見しながら助言することができると思います。調子が良いと思ってやりすぎるのが一番恐いです。少しづつ極めて用心しながら徐々に運動量をアップしていくということが、この時期のポイントです。

やりすぎのようであれば控え、大丈夫であれば増やすと。そのようにして身体を徐々に慣れさせていきましょう。

一定の運動量を維持しても、お身体が安定してきたと判断できれば、それ以降は、過度にお身体のことを気にする必要はありません。

そこまでの道のりは決して平旦ではありませんが、今しっかりと用心して歩いていくならば、将来気持ちよい人生を送れると思います。











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