慢性胃痛の弁証論治


慢性胃痛の弁証論治:生活提言



糖尿病といってもまだ軽い段階ですので、疲れない程度に運動を継続することによって身体を立て直していけば、充分回復していきます。問題は、運動の量です。これが難しく、やりすぎになりがちです。基本は、翌日に疲れが残らない程度の量を、毎日継続するということです。

このことは食事についても言え、食後におなかが張ったりもたれたり眠くなったりするようではすでに食べすぎです。いつもお腹を軽くして空腹を大切にするようにすることが養生の基本となります。慣れるまで少し辛いですけれども、慣れてくるとそれが気持ちよいことだということがわかります。

胃腸の弱りが中心になりますので、胃腸を痛めるような食事は避けるほうが無難です。

第一は、暴飲暴食です。これは、肉体的に疲れがきついときに暴飲暴食をするとさらに強く身体に悪影響を与えますし、精神的なストレスが強いときに暴飲暴食をするとさらに強く身体に悪影響を与えます。これは、肉体的な疲れが強いときや精神的なストレスが強いときには食事の量をいつもより減らさないと、胃腸に対する負担はいつもよりも強くなるということを意味します。

第二は、食べる時間です。一日三食と決めているのであれば、三食の時間を定めその中で身体のリズムを決め食べる量を定めていくことがよいのです。間食は胃腸の休み時間を作らないということにつながり、慢性的な疲労状態に胃腸を置くことになりますので、できるだけ避けたほうがよいです。また、夜眠る前三時間は飲食物を摂取しないということが身体にはよいです。それは、身体が眠りについているとき、胃腸が一人働いているという矛盾した状態を避けようという考え方が背景にあります。

第三は、食べ物の質です。量との兼ね合いによって質が決定されます。少量であれば質のよい高たんぱくのものを摂取することがよいでしょう。普通の量であれば気を付けるのは、1、合成保存料や合成着色料や香料などを使っているものは避ける。2、消化に悪いものたとえば肉類やてんぷらの類は少量をよく噛んで食べるようにしいつもより食事時間をかけるようにする。3、胃腸を強く冷やすもの、ビールや氷水や果物や冷たい牛乳などは避けたほうが無難です。

不摂生をして胃腸に負担がかかったかどうかということは、食事の後に眠くなる、食後お腹が張ってすっきりしないという状態として食事直後にすぐにわかります。そのようなときには、散歩などをして手足を動かすと、消化の助けになりますので、ぜひ実行してみてください。







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