運動





現代人は運動が不足しがちであるということはもう有名なことです。治療を受けるよりも運動をしたほうがはるかによいという場合が往々にしてあります。ことに基本的な体力に自信がない方や、肉体的な偏り疲労が多い方は、この運動がよい効果をあげます。

東洋医学では手足を動かすことは、胃腸を運動させることと同じであると考えます。胃腸が弱ることは万病の元になります。

適度な運動は胃腸の状態をよくし、全身の気のめぐりをよくします。

ただ、この適度な運動というところが味噌でして、のびのびと気持ちよく運動できて、翌日に疲れが残らない程度のものを適度な運動と考えます。

運動というと、一週間に一度、山歩きやゴルフや水泳をしているからいいではないかという方がありますが、これはかえって疲れを貯め、身体を壊す元となる場合があります。

これは、基礎的な体力によって異なります。私が述べている適度な運動というのはこの、基礎的な体力をより充実させていくためにあると考えてください。それには過激な運動は禁物です。

スポーツを続けてきた方にとって、日々のトレーニングはこの基礎的な体力をつけることにつながっていきます。けれども、その基礎のない方が同じようなトレーニングをそれも週に一回だけ行うということは、その基礎的な体力を破壊する方向の影響を持つということはよく理解できると思います。











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