赤白濁〔小便が濁る病気〕




一、赤く濁るものも白く濁るものもある。小便が油や糊や濃い膿や白い水や赤い膿のようになる。

これらは湿熱が内を傷ったためか腎が虚したためにおこる。

赤く濁るものは心血が虚して熱したためにおこる。

白く濁るものは腎陽が虚して冷えたためにおこる。

白く濁るものにも赤く濁るものにも、下脘の瀉法・気海・章門[脇髎]を用いるとよい。







一元流
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