総論






東洋医学は生命の医学です。一元の気をもって日々生活している、大いなる生命を保持している人を扱うということが最前提です。

そもそも生きている生かされてここに存在しているということは、死んでいる存在すらしていいないということとは非常に大きな懸隔がそこにあるものです。

生命という大いなる場の上に立って生きて動いて生活している、そのような人が病むということは、死と比べるならほんのわずかな傾きがそこにあるにすぎません。







東洋医学はこの大いなる生命のありさまに依存しながら、それを傷つけることなく調整するにはいかにしたらよいかという観点から編み出されたものであると申してもよいでしょう。

ですから、横溢する生命の海の中で、さらなる一歩を、さらなる健康を目指すにはどうすればよいのか、ということが第一に問われることとなります。











一元流