頸部痛の弁証論治:時系列の問診


頸部痛の弁証論治
主訴  問診






初診:06'06 (男性)   年齢:45
家族 妻と子供二人
体重 50キロ 身長168センチ
仕事 古くから貸家を何軒か持ち大家をしている。
   仕事のストレスはない

肉親の病気の遺伝的な傾向は特にはない







主訴 頸部痛(左>右):百労が中心
三年半前から自然に起こった。
整形外科にて電気を当てたりマッサージをしたり服薬をしたりするも改善せず。
一年前から鍼灸院にて治療。だいぶよくなったが頸部の一点(左百労)が残っている感じがする。
さまざまな場所に鍼灸をしてくれたが、局所への処置はしてもらえず、これでいくしかしょうがないかなと言われ、他を探すことにする。
最初の頃は週に二回程度。終わり頃には一ヶ月に一回以上通院していた。

悪化すると左目の奥が痛む。
夜は必ず痛みが出ている。
飲酒によって悪化する。

同じ頃に左の奥歯が痛み出したが、歯医者には歯は悪くはないといわれる。
つらい時期は朝と晩。冬の寒い時期につらくなり、暖かくなるとましになってくる。
風邪を引いても悪化することはない







食事時間が長く、朝でも一時間以上かける。
それほど量は摂らない。
間食は摂らない。

夜はその間に缶ビールを一本か焼酎のお湯割り一杯服用
烟草は日に4~5本
水分をよく摂取する。冬でも二リットルほど。夏になると3リットルほど。

便通はよく一日に一回出る。
残尿感がよくあり、尿切れはいつも悪く、夜間尿は1回から2回。
尿の色は変わることはない。

入眠困難なため、3種類の睡眠薬を服用している。
また、バッファリンも服用している。
そのため寝つきはよいが眠りそのものは浅い。
朝は眠いことはあるが疲労感が残るということはない。







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