時系列の問診


頸>肩の凝りの弁証論治
主訴:問診




48歳、女性 パート
身長:160cm、体重:56kg、血圧:132/84
家族構成:夫

肉親の病気の遺伝的傾向:母親が糖尿病、父親が高血圧







【主訴】

主訴・・・①頚肩の凝り、②頭痛(側頭部)

【主訴①頚肩の凝りについて】

40歳の頃から徐々に頚凝りを感じるようになり、頚の凝りが酷くなると肩まで凝りが広がる感じになる。この頃、カイロプラクティックを受ける機会が多くあり、自分ではそのせいではないかと思う。その後、凝りをいつも感じるようになり、徐々に背中まで広がってきた。

去年仕事を辞めたころから凝りが少しずつ酷くなってきた。この頃は仕事を辞めて、飲む機会が多くなり、よく二日酔いにもなっていた。またよく食べていた。

凝りの場所は、普段は後ろ首(脊柱起立筋)、凝りが酷くなってくると肩甲骨内上角辺りにまで広がってきて、頭痛(側頭部)、目の奥の痛み、目がぼやけるなどの症状が出る。

つらいのは朝起きた時で、動き出すと凝りはましになる。冷えると凝る気がする。冬が特に凝る。汗をかくと凝りはましになるので、夏は凝りは楽で、よくサウナにもいく。疲れた2~3日後に凝りを感じる。閉経しても凝りの感じに変化は無し。

【主訴②頭痛について】

第二子を出産後から徐々に頭痛(側頭部)がするようになる。
生理があった頃は、生理前とか生理1日目2日目とかに頭痛することが多かったが、閉経して体調が全体によくなり、頭痛の回数も減った。
去年の秋から頚肩の凝りが酷くなったが、頭痛はひどくなってない。

頭痛は酷くなると吐き気もするので、頭痛薬を飲むこともある。横になると痛みが酷くなることが多い。頭痛がしそうになると動いたり、お風呂に入ったりするといい。

【今回の症状が起こると同時に出てきた症状】

動悸・・・去年仕事を辞めて動かなくなってから、横になっている時に時々動悸を感じていたが、最近仕事を再開するようになってからは大丈夫。

口渇・・・ここ数年、飲んでも飲んでも喉が渇く。でもめんどくさくて喉が渇くからといってそんなに水分は取っていない。

むくみ・・・特に梅雨時に足がむくみやすい。







【ふだんの状態について】

(体調の良い変化、悪い変化)

梅雨時・・・足がむくむ。だるくて立っていられないくらいになる。
季節の変り目・・・花粉症なのか分からないが鼻づまりになる。鼻水は出ない。
朝・・・首肩の凝りが強い。
気を使った後・・・凝りが酷くなる。

風邪を引くと・・・喉の痛み、鼻が詰まる。
飲みすぎで体調悪化。

(食事)

昔は大食いだったが、今は食べる量は普通になった。
食事時間は不規則で朝は食べない。

食べるのは早食いで、空腹感はよくあり、いつもおいしく食べれる。
食後にお腹が張ったりすることはめったにない。
よく食べるのは白米、パン。好き嫌いは無い。
間食はよく取る。

(水分)

コーヒーや水を飲む。口の渇きはよくある。口が粘ることも時々。

(飲酒)

飲みにいく機会があると飲む程度。

(タバコ)

1日2本以上を20年間続けている。

(大便)

1日に1回出る。
冷えた時や便秘な時にお腹が張って辛いことが時々ある。
昔は便秘で3~4日出ない事もあり、今も忙しいと出ないことが多い。
でも便秘薬は服用しない。
便が出きらない感じはよくある。便は細く、少ないと思う。
便器に付着することはめったに無く、臭いは普通。

(小便)

1日4~5回。残尿感、尿切れが悪いことはめったにない。
尿の色が赤茶色のことが時々。
夜間排尿は冷えた時にたまにあるがめったにない。

(睡眠)

23時就寝、6時起床、寝付きは普通、眠りは深く、寝起きも良い。
前の日に疲れたときは翌日に疲れが残ることが時々ある。

【婦人科の状態】

初経11歳、閉経45歳。
生理周期は不規則で遅れることが多かった。
生理血は濃く、レバー状の親指大の塊がよく出ていた。
20代30代の頃は量が多かった。
10代の頃は、生理前に腰痛があった。

第一子出産後、生理前から生理2日目くらいまで、腰痛、下腹部に鈍痛があった。
第二子出産後、生理前から生理2日目くらいまで、頭痛もするようになった。

(出産)

25歳、28歳の時に出産。
第一子の時は、体重が20kg近く増えて妊娠中毒症になり入院した。体重は出産後すぐに戻った。
第二子出産の時は、出血が多くて増血剤を点滴された。







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切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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