時系列の問診


月経が止まらない弁証論治
主訴:問診




【基本情報】

氏名:○○ 花代 ・年齢:49歳 ・性別:女性 ・職業:主婦 

体重:?kg(記入されませんでしたがかなり太目です)・身長:161cm

家族構成:夫と娘と3人暮し

肉親の病気の遺伝的傾向:父親の糖尿病







【主訴】

1:月経の出血量が多く止まらない

【現病歴】

40歳頃より、月経の周期が徐々に乱れ始め、疲労感や頭部からの自汗が現れる。
46歳の時に婦人科を受診する。そこで子宮筋腫が見つかり、血液検査で貧血も認められたが、
患者さんの希望もあり投薬はせずに定期的な経過観察するにとどまった。
この頃には月経期間でなくても常に疲労があり、物事に対しても無気力になり、気分のコントロールがしにくくなっていた。
去年からは、徐々に月経の期間が長くなり今まで以上に出血量が増えてきたが、鉄分の多い
食品を摂取したりして対処してきた。
そして今年の3月に月経が2週間以上も続き、ついに起き上がれなくなり病院へ連れて行ってもらい、ホルモン剤投与により出血が治まった。
病院では、特に筋腫が大きくなっているわけではないので、ホルモン治療により月経をコントロールし、年齢的に閉経を待ってもよいのではないかとのこと。 患者さんはホルモン療法に抵抗があり、なんとか東洋医学で症状を改善したいという気持ちで4月に来院した。
・ 増悪因子:①月経期間中(2,3日目と10日目以降) ②頭を使う 
・ 緩解因子:①月経が終わる 
他の医療機関での治療の有無:有り、今は薬の服用はない
随伴症状:口苦・口渇(この二つはここ最近)、むくみ、のぼせ、眠りに入りにくい、
眠りが浅い、朝起きにくい、頭部からの自汗が最近ひどい
今回の症状が起こった原因
よくわからない
風邪の自覚症状はなかった。

その他治したい症状
1.膝の痛み(膝眼辺り)
2.頭部からの汗

【既往歴】

特になし

【普段の状態その1】

1.全身状態の変化
・夏×(暑がりでしんどくなる)
・よく風邪をひく、症状:発熱、のど痛

2.食欲
大食
時間は規則的(朝7時、昼12時、夜6時、夜食10時)であまり噛まない
空腹感はよくあり、大体はおいしく感じる
今までは胃腸の調子が悪くなることがなかったが、今回の月経による大量の出血時には食べられなかった。
よく食べる物:白米、麺類、魚、肉、卵、野菜類
好きな食べ物:抹茶を使ったデザート、魚、肉、卵
嫌いな食べ物:生のトマト
間食:よくとる、チョコレートやおかき、おかずの残りなど
タバコ吸わない、酒は月に一度くらい:日本酒1合、梅酒2~3杯
飲み物:煎茶、ルイボスティ、黒豆茶、カフェラテなど 1000cc~2000cc

【普段の状態その2】

1.口、喉、舌について
口は渇きや苦味がよくある・また粘りもある

2.大便について
量は多く、臭いはあるほうで時々便器に付着する。便秘にはめったにならない。

3.小便について
1日10回位行くが、特に気になることはない

4.睡眠について
就寝時刻:午前1時、起床時刻:午前6時半(実質は4,5時間しか眠れていない)
寝つきは悪く、眠りも浅い、寝起きは時々悪く疲れは残りやすい

【婦人科】

初経:11歳、
周期:28~30日型、7日間→今は不規則で期間が長い
生理痛:初期には下腹部の鈍痛、後期になると疲れや寝込むことも多い
経血:経量は異常に多い、色も濃く2~5日目くらいまでは小さい塊も出る
出産:26歳で正常分娩(女の子一人)
特に問題なかったが、母乳はたくさん出て3歳まで飲ませていた







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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