よだれつわりの弁証論治


よだれつわりの弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



妊娠中であるので、腎気を守りつつ、生命力を落としている脾胃(胃気中心に)の力をつけ、ヨダレツワリの解消をはかります。




生活提言



一人目の赤ちゃんを妊娠中であり、なにかと不安ななか、辛い症状でお困りですね。

お身体を拝見すると、赤ちゃんをしっかりとはぐくむために、身体の中心に生命力が 集まっているため、他の部分が手薄になっています。妊娠中ですので、ある程度は仕方が ないことです。しかしながら、手薄になってしまった他の部分の症状が、あまりにも辛いということは、手薄の程度がひどいということで、全身の生命力をあげ、子宮を中心とする部分だけではなく、他の部分ももう少し生命力が行き渡るようにしていきたいですね。

ヨダレツワリの症状が、夕方に悪化するということは、全身の疲れがこの症状に大きく影響を与えると言うことです。つまり、身体全体の力が弱いために症状が現れ、継続してしまっているということです。妊娠してから、お食事に気をつけられているのはとてもよいことで、嘔くタイプのつわり自体は収まったのも、そのおかげかと思います。この調子でもう少し全身の生命力をつけるように心がければ、辛い症状も長くは続かないと思いますし、妊娠の経過も、そして産後の日々もたくましく健やかに過ごせると思います。お母さんとして元気にがんばれるといいですね。




治療処置



内関、湧泉(ミニ灸)、足三里(鍼+灸頭鍼)、
左胃兪(鍼+ミニ灸)、左腎兪(鍼+ミニ灸)、三焦兪(鍼+ミニ灸)
右(胆兪、肝兪)ミニ灸

初診後、とても良くなった。夜寝る前にはまだ症状が辛い。

4診後、ほとんど症状よくなった。

5診後、調子がよくやる気が出てきた。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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