時系列の問診


低血糖・生理不順・不妊の弁証論治
問診




初診より2年半、無事に3000グラムオーバーの男児を出産
(治療経過詳細は時系列に記す)
おめでとうございます。
ご本人の、食事療法を中心とする、真摯な取り組みが、体調をしっかりと
管理し、無事な妊娠、出産につながったものと思われます。
ご自身の努力で自分の人生を切り開かれていった姿に
心打たれました。







35歳 女性 身長157センチ体重48キロ

主訴 :緊張のための生理不順

他に治していきたい症状:
低血糖症、高温期になるとうつっぽくなったりフラフラする

【主訴について】

20歳頃から徐々におこり、とくに季節の変わり目と、イライラしたときにおこる。
緊張状態が続くと生理不順になる。
この二年ぐらいで生理不順は治ってきているが、今年一月から不妊治療をはじめたら
緊張のためか卵が育ちにくくなった。
自分では子供が授かるか不安になったためだと思う。
ふらつきの症状が出てきた

【低血糖症について】

低血糖症は、

1、18才位の時から始まった。

その時は、低血糖症だとはわからなかった。お腹がすきすぎると、ふらふらして、手が震えて、動悸も少しあった。でも、その頃は、たまにしか起こらなかった。27才位から、少し頻繁に起きるようになり、流産後より、2・3日に一回のペースで、症状が出るようになった。

2、検査を受けるに至った経緯、

食後3時間程で、お腹がすいてくるようになり、すいてきたなぁと思った頃には、手から力が抜けてくる感覚がして、しばらくすると、手が震えてきて、汗ばんできて、ドキドキして情緒不安定になるんです。アメをなめたりして、対処。しかし、アメぐらいでは、またすぐに、お腹がすき始めて、また、情緒不安定になる。手が震えたり、情緒不安定になるのが辛くて、低血糖症と、きちんと向き合おうと思い、検査を受けました。

(食事療法をはじめてから改善していること。)

排便が毎日ある。
肌が、以前より、しっとりしてきた。
朝の目覚めが良い。
スタミナがついた。
食後4時間は、お腹がすかなくなった。
気持ちが安定してきた。
高温期と低温期の差がなくなり、高温期は体温が上がるから、
  体が少し温かくなる位。心身共に良好。

(食事療法と排便の変化について)
残便感は食事療法の前から少しあったが、今程ではなかった。
お腹のはりも、食事療法の前から少しあったが、今程では、なかった。
今は、朝、2回、けっこう出るので、出て30分位は、すっきり感があるのですが、その後、残便感があったり、張ったり、お腹がゴロゴロしたり、ガスが出る。
お腹の張りは上腹部。胃やみぞおちを押すと、固くて、張っている感じがします。

食後にお腹が張ったり胸焼けすることは食事療法を始める2年位前から、たまにありましたが、今程の張りではなかった。胸焼けは、脂っこいものを沢山食べた時位にしかおきなかったが、いまはよくおきる。

(運動と体力の変化、低血糖症について)

身体作りを始めても、低血糖症頻度は変わらない。
10キロ走った後は、食欲がなく、食べなくても低血糖には、ならなかった。

運動をして体力がついたと思うのは、あまり、休憩や睡眠を取らなくても大丈夫になったこと。
マラソンを始める前は、疲れやすく、仕事から帰ってきたら、休憩を必ずしてましたし、友達と会ったり、会社の飲み会があると、次の日は半日は寝ていた。それが、マラソン大会後は、睡眠は5.6時間で大丈夫で、仕事から帰ってきても、休憩なしに動けるようになりました。なので、以前より体力がついたと感じました。

(冷えについて)

幼少期から冷え性で手・足・腰が冷えていた。
マラソン10kg走れるようになったあたりから、手足の冷えは気にならなくなった。
運動をしている時は、冷えていないが、運動を終えて、汗をびっしょり
かいた後は、氷のように、体が冷たくなる。
運動し始めた頃は、汗をかいて、汗がひいたら、体が冷たくなるので、よくお腹をこわしていた。
それは、手足よりも、特にお腹が冷たくなってました。

いまは、氷のように冷たくなる事も、お腹をこわす事もない。しかし前より激しく体を動かしてないので、前のように、体を酷使する程、動いたら、どうなるか分からない。

腰は今も冷えている。毎日、腰にカイロを貼って過ごしています。腰は、スースーする感じで冷えます。食事療法を開始して初めての冬だが、腰の冷えが気になるだけでいつもより楽である。

【ふだんの状態について】

季節の変わり目には風邪を引きそうになり、喉が痛く疲れやすくなる。

年に一回ぐらい風邪を引く、くしゃみ、喉の痛み、お腹の膨満感

お腹がすきすぎると食べても空腹感が和らがない

20台から身体の芯から冷えた感じがあり、冬は沢山のカイロが手放せない。

(食事療法をしている今年は少しましな気がする)

今年8月よりの食事療法のため、玄米を除く糖質、炭水化物、カフェイン、アルコールは 摂取していない

食事時間は規則的、30分以上かけ、食べるのは遅い、空腹感はいつもあり、
よく噛んでいつもおいしい。お腹が張ったり胸焼けすることはよくある。
血糖が上がるときに喉が渇く。1日1.5リットルの水を飲む。
食後は血糖値があがるために喉が渇く。

便通は1日二回、食事療法をするまえは、3日に1度で薬を使っていた。
時々腹がはる、便秘薬を服用し便が降りお腹がすっきりして快調になる。
便の出きらない感じはいつもある、バナナ状、便が付着することもいつもある。

小便は1日八回、残尿感などない。
28歳で結婚してから夜間排尿に夜中の三時頃起きる。

寝付きはよく、眠りは浅く、寝起きは悪い
翌日に疲れが残ることはめったにない。

【婦人科について】

低温期は心身ともに充実
高温期は心身ともに不調(食事療法をしてから、さほどでもなくなった)
緊張していると生理の量が少ない
生理は30日から34日六日間
不規則で不安定遅れる
生理前にイライラ、疲れ、鬱っぽさがある。
生理の量は少ないが、ホルモン剤で卵を育てた周期は普通の出血量がある。
不妊の大きな問題はない。
直ぐにでも体外受精にステップアップしたいが、低血糖症と、高温期のフラフラ
うつの症状があるので、ためらっている。

生理不順は、今年1月から不妊治療を始めるまえは、30~34日周期で、生理があった。
不妊治療をはじめたら、精神的に不安定になり、なかなか卵が育たなくなった。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











一元流
しゃんてぃ治療院
ビッグママ治療室