時系列の問診


食道アカラシアの弁証論治
問診




・基本情報:年齢:61歳・性別:女性・身長163cm・体重58㎏
・職業:無職・家族構成:主人と長女と三人暮らし

・主訴:食べ物が食道と胃の間につまる感じがする

・主訴について:平成14年から少しずつ食事が食道でつまる感じ が出だした。その後悪化していき、平成22年にバルーンのOPを 3回したが、1カ月ほどしか持たなかった。今年の2月に腹腔鏡に よるOPでドクター曰く成功したとのこと。少しは通りがましにな った感じはあるが、相変わらず食べるのが辛い。OP後1週間で、 心下部の激痛で病院へ行ったが原因不明のまま落ち着いた。

・随伴症状:常に背中が痛い(胸椎5~7)、体重減少、気が塞ぐ (60歳から)、身体がだるい(アカラシア発症後)、こぶらがえり (OP後)、眠りが浅い(OP後)

・他に治したい症状:背中の痛み
・自覚している主訴の原因:姿勢の悪さ
・増悪因子:食事、特に人前で食べるのが怖い
・緩解因子:げっぷが出ると楽になる
・遺伝傾向:高血圧

・既往歴:
1.アカラシア
・54歳
・症状は食道のつまった感じ
・A大学病院で診断
・経過:しばらくは薬もなく経過観察だったが、少しずつ悪化し平成 22年にバルーンにて狭窄部位を広げるOPを3回。1カ月ほどしか 効果がなかった。今年の2月に腹腔鏡によるOPでドクター曰く成功 したとのこと。少しは通りがましになった感じはあるが、相変わらず 食べるのが辛い。OP後1週間で、心下部の激痛で病院へ行ったが原 因不明のまま落ち着いた。







普段の状態について

・どのような時に全身状態が変化するか:記載なし

・食事:食べる量は少ない、食事の時間は不規則(朝食以外はバラバラ)
、早食い、空腹感めったにない、味を感じない、OP前は時々胸やけ あった、食後に詰まっている感じがすること多い
※主訴が出るまでは早食い・大食・時間は不規則だった

・間食:今はない(元々はアイスや炭酸飲料が大好き)
・よく食べるもの:お米、魚、納豆、季節の野菜、パン、ぶどう
・好き嫌いはない
・タバコ:なし
・飲酒:なし

・飲み物:水、飲むヨーグルト、果物ジュース 1000ml未満

・口・舌・喉:めったに乾かないし問題ない

・便通:1日1回コロコロ便がこぶし大くらい出る。残便感めった にない。臭いは普通。便器に付着することもめったにない。

・尿:1日7回。残尿感はない。尿の色は黄色。夜間排尿は時々ある (1回)。

・睡眠:12時~6時。寝つき寝起きは普通。眠りは深い。翌日に疲れ は残らない。※OP後は眠りが浅い。

婦人科:

・初経:歳
・閉経:51歳
・月経周期:28日型
・経血:量、質はあまり気になることはなかった。
・出産:2回。21歳と23歳(正常)。母乳が少なかったこと以外は 体調に問題なかった。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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