総説






弁証というのは、集めた情報を、色々な角度から検討し、病因病理の可能性を論理的に考察していくための資料を整理することです。

一人の患者さんの中には、沢山の病因病理の可能性がありますので、最初から一筋の病因病理を決め付けることなく、それがあるがままに整理していく作業を、ここでは弁証と呼びます。

それによって、確かな情報に基づいて他の情報を整理しながら、ある要素が加わればこちらに動き論治そのものが変化していくという可能性をはかっていきます。これによって日々変化していく患者さんの身体に対応できるようにするわけです。

ここに掲げられている弁証論治は、すべて患者さんの了承を得て掲載しているものです。











一元流