葉天士の経絡学説





葉桂は、清代の有名な医家で、1667年~1746年まで生きて いました。その字(あざな)は天士、香岩と号し、中国江蘇省蘇州の人で す。彼は若い頃から医学を学び始め、家を継いで学んだ以外に、ぜんぶで 17人の師について学びました。彼は、時疫・痧症・痘症の治療に秀でて いました。それまでの医家の説を総合して、衛気営血弁証を弁証綱領とす ることを提唱し、温病学の考え方の基礎を作った人の一人もあります。彼 は、内科の雑病を治療する際にも、古典に学びはしましたがそれに拘泥す ることはなく、当時の民間に伝わっていた経験方も積極的に取り入れてい ました。







彼自身によるまとまった著作はほとんどありませんが、その弟子や後代の人々の手を経てまとめられた彼の治療技術は、《温熱論》《臨証指南医案》《葉氏医案 存真》《葉氏医案》として、現代に伝えられています。

ここでは、その葉天士の学問を経絡学説という観点からまとめた論 文、《葉天士対経絡学説的運用和発揮》<上海中医雑誌1979年第五期 52ページから54ページ>を紹介します。









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