八十難の検討





滑伯仁は、この難の答辞の部分の、『見ることができたような状態で入れ』の後に、『見ることができたような状態で出す』という言葉が欠落していると述べています。が、しかし、《難経鉄鑑》では、『これは省文という文法であり、ともに欠けているのではありません。』と、滑伯仁の名前を出さずにこれに批判を加えています。明快ですね。








《難経鉄鑑》以外の解説書は、この難に対してほとんど解説を加えていません。別段理解していく上での問題はないと思います。









2001年 10月14日 日曜   BY 六妖會




一元流
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