第十一章 診脉
第四節 二十四脉




脉の形状には二十四あるといいますけれども、だいたい浮沈遅数虚実の六脉に帰するだけで、他はすべて枝葉です。もしその枝葉に拘わって、根要を理解していなければ、医はその治療を少なからず誤ることとなります。《内経》に、『その要を知るときは一言にして終わり、その要を知らなければ流散して窮まりがありません。』と述べられているのは、これらのことを言っているものです。



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