気の昇降出入






五臓が人には同時に備わっていて、それぞれの分を守りながらその役目を果たしているということが、一元の気としてのこの身心です。

肝木の気は昇り、心火は燃え盛り、肺金の気は降り、腎水の気は臍下丹田を固め、脾土は中心で飲食物を消化吸収します。

心は上焦に位置し陽気の大元、腎は下焦に位置し陰気の大元。

いわゆる上丹田である膻中と、下丹田である気海と、中丹田である中脘とが結びながら、気の昇降がなされているというふうに見えてきます。



a) 自然界の精気 → 肺    → 宗気が生み出される
                    ↑
                    ↑
b) 食物(水穀)→脾胃の運化作用 →水穀の精微 →精 営気
                        →濁 衛気
                          ↑
c) 腎 → 先天の精 →元気          腎中の陽気
  ↓                       ↑
  →     →     →     →     ↑











一元流