腎の生理






蔵精・発育・生殖



腎精、腎気の盛衰→発育、生殖
  ↓
青年期:天癸を発する(男子は精子・女子は月経の開始)
  ↓
老年期:腎気が衰える。性機能、生殖能力、身体能力が衰退する。

腎の蔵精作用が失調→成長、発育、生殖能力に影響、不妊






腎陰が腎陽によって蒸化されることによって、腎精が化生して腎気が生じる。
(腎が蔵している精を物質的基礎としている)

◇腎陰「真陰」「元陰」→陰液の根源→人体各臓腑を濡し滋養する→水

◇腎陽「真陽」「元陽」→陽気の根源→温煦化生する→火

陰が虚したとき→陰虚火旺→陽が勝って熱の状態になる

陽亢(虚熱症)五心煩熱

陽が虚したとき→陽虚陰盛→冷えの症状がでる、身体や四肢の冷え(虚寒症)




水を主る:水液代謝



昇清降濁作用(水の代謝)

肺:通調水道
脾:水液の運化
腎:水を主る

水液の代謝と昇清降濁

水→胃(受納)→脾(運化)→肺(宣発)→三焦・全身・汗
               ↓
               ↓粛降
               ↓
               腎→清(昇清)→肺へ
               ↓
               ↓降濁
               ↓
               膀胱→尿

(腎の気化作用がいつも働いている)




納気を主る



肺は呼気を主り(出)
腎は納気を主る(入)




五行関係



腎は精を蔵し、精は髓を生じ、髓は骨の中にあり、骨格を滋養する。

精と血とは相互に転化する。(精が多ければ血も多し)

髓:骨髄、脊髄。上部で脳につながる、
脳は髓が集まり。髓海という。

歯は骨余
爪は筋余
髪は血余

恐は腎の志
唾は腎の液
腎の体〔注:体用関係の体〕は骨。
腎は骨を主り、その華は髪にある

耳および前後二陰に開竅する

腎の温煦作用の不足:頻尿、遺尿。

腎陰不足:大便秘結











一元流