四診


不定愁訴の弁証論治






概要



初診:平成十六年六月

女性:

年齢:43歳

主訴:不定愁訴(腹脹・下腹部の腫脹・皮膚掻癢・脱毛・吹き出物・易疲労)

血圧:記載なし

体重:48キロ

身長:158cm

肉親の病気:記載なし

職業:パソコンに向かって資料の作製などをしている。




時系列



七~八年前(35歳ころ)から体調の変動にしたがって、不定愁訴(腹脹・下腹部の腫脹・皮膚掻癢・脱毛・吹き出物・易疲労)が出てくるようになる。

今年一月から二月にかけて風邪をこじらせ、気管支炎になる。白髪が増え、眉毛が抜けてまばらになり、髪の毛が細くなった。

ここ三ヶ月ほどは疲れすぎているのか、夕食後九時ころには横になったまま眠ってしまうことがある。

今回は、一ヶ月ほど前から出現。肉体的、精神的に無理をした覚えはない。風邪も引いた記憶はなく、生活環境の変化もなかった。







今回の症状:

【腹脹】急に脹って食欲がなくなる。痞満。今週ことにきつい。この症状はよく起こる。ここ一ヶ月ほどきつい。

【下腹部のむくみ】むくみとかゆみとが同じように起こる。下腹部から大腿にかけて指示す。

【皮膚の掻癢】クーラーなど刺激があると痒みが出てくる。ピリピリ→掻いているとみみずばれ→痒みが広がる

同時に出現した症状としては、体重の増加、身体がだるい、のぼせ、ふらつき、耳鳴、眼精疲労、眠りが浅い、頭痛(こめかみが締め付けられるような頭痛)があげられている。

十年以上前から現在まで、診療所にて漢方薬を処方されている。現在は、大建中湯と小建中湯の合方を服用しており、三週間目になる。(中建中湯になりますね)

つらい時期:昼・夜・深夜(夕方がトップ)。一定しない。クーラー・梅雨時・季節の変わり目・低気圧の時。寒冷蕁麻疹のようになることもある。

睡眠不足・肉体疲労時・旅行の後・風邪を引いた時に起こりやすい。







四診

弁病:五臓の弁別

病因病理:論治

第二診(翌日)

第三診(三日後)

第四診(三日後)

第五診(四日後)

第六診(四日後)

生活提言











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