内臓は悪くない





人の生命を一元の気として把握して考えますので、内臓が悪くないというときには、全身状態がすこぶるよいということを意味しています。どこかに痛みやゆがみがあるときには、内臓の問題と関連づけて東洋医学では考えます。

表面的な痛みなども長く続くと内臓に影響を与えることとなります。また、さまざまな歪みによって起こっている体調の不調和も、長く続くと内臓に問題を及ぼします。

東洋医学で考える内臓は、西洋医学で考える内臓よりもはるかに広い概念なのです。

ですから、西洋医学で内臓の検査に問題が出ていない場合でも、東洋医学の診断に従うなら、必ず内臓と関連付けられることとなります。

ヒポクラテスが、皮膚は内臓の鏡であるということを言っていますが、そのとおり、皮膚表面の観察などを通して内臓の状態を見通していこうと体系化されているものが、東洋医学ことに鍼灸医学であるということができます。











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