一、《内経》には、夏に暑気を受け秋になれば必ず痎瘧するとある。 先ず寒く後に熱気がさしてくるものを寒瘧と言い、 先に発熱して後に寒くなるものを温瘧と言う。 熱気があるだけで寒くはないものを痎瘧と言う。 症状が一日に一回以上起こるものは治り易い。二~三日に一回起こるものは治り難い。 長引いて治らなければ癆瘵になる。 中脘や章門[脇髎]は冷えている方がよい。 脾兪・肝兪・大椎等の穴に、先ず刺鍼し、後に灸する。