治療指針:生活提言:治療経過


IVF-ET後の自然妊娠:おひさま弁証論治
病因病理:弁証論治




病因病理



20代後半から続くきつい生理痛は、生理時は刺すようにつらく、親指大小指大の塊がま じり、嘔吐を伴うこともある。また生理時以外でも排卵頃から生理が終わるまでという 長い期間に下腹に痛みが生じている。右の少腹急結があり右の鼠蹊部につり、神門奥の 硬結、左右臨泣のつまり、次りょうの詰まりなど長期間にわたる肝鬱気滞とそれにより生じ た瘀血の存在が明瞭である。







37歳であるのに、翌日に疲れが残り、関元の抜け、申脈のゆるみ、湧泉、照海の冷え、 三焦兪の陥凹など腎気の虚損が陽虚を中心に強く表れている。また、初診来院時の2ヶ 月前(37歳の夏)に仕事やサーフィンで無理をしたときの生理が非常にきつかった。腎 気に負担がかかると肝鬱がより強くなり、瘀血の症状がきつくなるものと思われる。 入浴で肝気がゆるみ、全身状態が少し楽になるという状況はあるが、仕事が目を酷使し 腰を曲げて細かい作業を続ける仕事であることも、肝気を凝らし、腎気に負担をかける こととなっている。







31歳で子宮内膜症、チョコレート膿腫の手術を行いひどい生理痛が軽くなったのも、瘀血を直接的に除去することが出来たためと思われる。しかしながらその後、腎気を補うことがなく肝鬱は継続したため、35歳のころには脾気に負担が生じ、生理前に便秘がちになり、食欲が落ち、食後の腹脹、胸焼けを生じた。このころより梅雨時の身体の重さも出現し内湿の存在がう かがわれる。この内湿もより全身の気機への負担となっていると思われる。内湿と瘀血 の関係は不明瞭ながら、現時点で足三里の陥凹、公孫の陥凹、脾兪の二行など脾気の弱 さは明瞭で存る。




弁証論治



弁証:腎虚肝鬱瘀血

論治:補腎 活血化瘀







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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