治療指針:生活提言:治療経過


そろそろステップアップ弁証論治
病因病理:弁証論治




病因病理



主訴の冷え性が出現する20代のころから冷えと同時に便秘、身体のだるさ、朝が起きにくいなどの症状が出現、腎の陽気不足を中心に弱りが目立ち始め、30歳の時には、生理痛がきつくなり手術にいたり、手術により生理痛が解決している。手術で病巣を除去することにより生理痛が解決していることから、瘀血が一定の関与があるのではないかと思われる。

しかしながら、手術後も、腎の陽気不足が補われることなく経過していること。そして大椎から至陽に掛けての上背部の腠理の粗、風門の発汗、肺兪の陥凹、外列缺の強い盛り上がりなどがあり風邪の内陥の徴候が強くみられることより、この風邪の内陥が生命力をそこない気滞を強くし続けたため、冷え症も、生理前の諸症状も悪化していったと思われる。







腎の陽気不足は現時点でもクーラーもつらく、関元のゆるみ、気海左太巨の冷え、外関の冷え、三焦兪、腎兪の陥凹などからも明瞭である。

また長く続く腎の陽気不足と、風邪の内陥による気機への負担があり、肝鬱も強くなっている。肝鬱の強さは舌の紅点、震え、舌裏の怒脹などから伺える。このような状態が長く続いたので脾気への影響もではじめている。現時点で食事はおいしく便通もおなかが張るなど脾気そのものはまだ持ちこたえている感じではある。しかしながら、水を1リットル飲むこと、間食をよくすることなどの食生活の問題もあり、中脘の固さ、足三里の陥凹のきつさなども目立ち、薄い脾募などから内湿も生じ始めている可能性が伺える。この内湿も全身の気機に負担となっていると思われる。




弁証論治



弁証:腎の陽虚を中心とした腎虚
   風邪の内陥

論治:温養補腎 疏風散寒







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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