治療指針:生活提言:治療経過


冷え性痩せ不育→出産弁証論治
病因病理:弁証論治






病因病理



もともとお腹が弱くなにかあると下痢ぎみになるというように、脾気が弱めの素体であった。初経は10才で中学の頃には体重が45キロ(BMI20.27)あり、それなりに充実していた。

しかしながら、婦人科疾患にて入院安静がきっかけで、体重が37キロ(BMI16.67)に落ちた。入院そのものは安静だけであったが、非常にストレスになり脾気に負担がかかり、体重が落ちてしまったものと思われる。器をひとつ小さくしてしまい、その後体重は回復することなく現在に至っている。

24才の仕事を始めた頃から、お腹の弱さと手足末端の冷えが気になり始めている。 体重が戻らないまま気虚気味の素体に仕事の緊張が加わり、肝鬱が強くなり手足末端の冷えが生じはじめたのではないかと思われる。







その後、それなりにバランスを取った生活をされ、特段大きな問題もなく経過している。 しかしながら、空腹感はめったになく、食事も時々美味しいと感じる程度で時々胸焼けがするというように脾虚は明瞭である。体表観察でも胃兪の大きな陥凹奥の冷え抜け、足三里の長い陥凹など脾気の弱さは際立っている。体重を落として以来、脾気が困窮したまま経過してしまっているため体重が増加せず、また気温の上下に全身状態が影響されるように脾気の弱りは全身の気虚につながり肺気の弱さそして衛気の弱さへとつながっている。

また、両三焦兪も抜け、気海関元も抜けており腎気の弱さも明瞭である。

28才で結婚後、特段の問題はないが妊娠が成立していない、現時点では、脾気を中心に肺気、腎気とも余力がなく、肝気を張って今の生活を頑張っている状況であり、妊娠に影響すると言われる衝任脈にも生命力の余力がない。




弁証論治



弁証:脾気を中心とする全身の気虚肝鬱 衝任脈の弱り

論治:益気補脾 温養衝任







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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