治療指針:生活提言


不妊 不育 肩こり 腰痛 弁証論治
病因病理:弁証論治



病因病理



主訴の一つである肩こりからおこる頭痛は、35才頃からひどくなっている。

疲れやすく感じることが多くなり、それにつれて腰痛も感じることが多くなっている。

これは35才の頃に腎気が落ちたために、上焦では肝鬱が強くなりがちになっている 可能性をしめしている。また目の奥の痛みまで生じていることから、 見ると言うことのために強く目を凝らさなければならなくなっており、 腎気の弱り、強い肝鬱というだけではなく、全身の気虚があるために より症状が強くなっているのではないかと思われる。

1年程前に虫垂炎の切除をし食事や間食をやめて体重が4キロ程低下している。

脾気が救われ、内湿がさばかれた可能性もあるが、身長が163センチであり体重が 46キロまで低下したというのはBMIで17.31でありかなりの痩せとなっている。

このときの、その他の体調に対する記憶があいまいなので評価が難しい。







問診では脾気の問題が出現していないが、初診にて玄米を白米にかえるように アドバイスしたところ便がすっきりでるようになっていることから、 脾気の弱りが少しあったのではないかと思われる。

また列缺の陰りや肺兪の陥凹や上背部の筋張りも多く肺気の弱り困窮が観察される。

その上、脈の輪郭の甘さ、舌の歯痕胖嫩よりも全身の気虚が伺える。

全身の気虚があるため、上焦には症状としては肩こりからの目の奥の痛み、上背部の筋張りという気虚肝鬱を生じやすい。そして下焦においては小腹急結、内膜症、膿腫など瘀血を生じやすくもなっている。また皮膚の色味が少し黒く末端が暗いことは、気血の巡りの悪さ、瘀血を生じやすい下地を示しているのではないかと思われる。

半年程前に仕事をやめ身体が楽になり腎気が救われ、肩こりからおこる頭痛の頻度が減っている、上焦での強い肝鬱は腎気が救われることで改善する可能性を示している。




弁証論治




弁証:腎虚を中心とする気虚瘀血

論治:益気補腎 活血化瘀







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

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