不妊尋常性乾癬の弁証論治


不妊尋常性乾癬の弁証論治
治療指針:生活提言:治療経過



治療指針



まず、全身への負担となっている風邪の内陥を取り去る。

腎気をあげることで、心の根をつけ、心熱の亢進を防ぐ。また腎気をあげることで女子胞力のアップをはかり妊娠に 向けての準備とする。




生活提言



今まで色々なことがありましたね。

もともと、生命の土台の力(腎気)が弱めだと思われます。

このため、身体の内側に熱が発生しやすく、手の震えや皮膚の異常が 発生したり、きつい疲労感やだるさにつながっています。これはもともとの体質的な弱さからでているため、なかなか病院での治療が効きにくかったのだと思われます。

妊娠には、この土台の力(腎気)がとても大切です。しっかりと 養っていきましょう。

また、出産、産後の状況を支えるのもこの土台の力(腎気)です。

少し心配なのは、土台の力(腎気)の不足に乗じて、再び内熱が発生し 体調の悪化を招かないかと言うことです。産後の体調不良は場合によっては 長期にわたって継続する虚損病のきっかけにもなります。

子育てで自分のことは後回しになりがちな時期ですが、 お母さんの体調がよいことは、子供にとってとても大切なことです。

是非、産後の養生をしっかりして子育てを楽しんでください。

産後の養生のポイントは

1)子育てを頑張りすぎない。母乳や育児に拘わりすぎず
 力を抜いてそれなりに過ごすこと。

2)悪露のある間に1回、その後は、定期的に身体の手入れを受けておくこと

3)自宅では背中のお灸を毎日しておくこと。

4)規則的な生活を心がけ、イベントや外出もほどほどに。




治療経過



初診~8診まで
 引っ越しもあり長くだるさが続いていることが多い。

9診(2ヶ月後)だるさが全体によくなってきた。
  とくに、朝の不快感がなくなってきた。
  だるさがあっても、治療がきっかけでよくなるようになってきた。

15診(4ヶ月後)
 採卵、胚盤胞が凍結出来た。よいグレード。

25診(6ヶ月後)
 だるさがあるときもある。波がある。以前よりは良い感じ
 ホルモン値が悪く移植見送り

30診(7ヶ月後)
 移植できた。
 無事に妊娠。hcg20で低めー継続できず。

40診(8ヶ月半後)
 前回よりもグレードが悪い卵だが、自分の体調はよい。
 妊娠!(頻回に鍼灸治療をする。2日おきに3回を2クール)

 妊娠30過ぎより、少し動くとお腹が非常に硬くなってしまい、苦しい。
 病院では問題ないと言われた。横になって
 休んでいればお腹の張りがなくなり、苦しさもなくなる。







ご本人からのメール

○月21日無事出産しました。

予定日より2週間早かったですが赤ちゃんは2900グラムあり元気です。
おかげさまで極まれにみる安産と驚かれたほどのスピード出産でした。
分娩台にいたのはわずか20分です。
負担が少なかったせいか、産後の体調良好です。

私からのメール

無事のご出産、おめでとうございました。
しっかりとした赤ちゃんの誕生、本当によかったですね。
また、直前までしっかりと治療の手を入れてたことと、ご自身の養生のおかげで 無事な安産になったこと、私もとても嬉しいです(^^)。
周りの皆さんもさぞお喜びでしょう!
名前が決まったら教えてくださいね。







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病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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