病因病理:論治


腰痛の弁証論治(初診)






弁病



慢性腰痛の急性期




五臓の弁別:肝



右太衝熱(しかし、形状に異常はなく硬結も触れない)一時的なものではないか。 左関上の弦急。(六部定位)

寝つきも寝起きもよく、眠り方は普通、ということ。

大便の量は多いが細かったりコロコロ便となったり軟便となることがある。




五臓の弁別:心



右太陵の熱。

右陽池の冷え(少し)




五臓の弁別:脾



早食いができ食事もあまり噛まないが、食事は美味しく食べることができ、食後の腹脹などもめったにない。また、食前には空腹感が明確にある。

間食は摂らない。

水分の摂取は日に2000CC以上と多い。

時々口渇があるが、口部の違和感、異味などはない。

便通は日に一度、便秘薬などは服用していない。時々出きらない感じがある。大便の量は多いが細かったりコロコロ便となったり軟便となることがある。

足三里や太白の経穴の異常は見られない。




五臓の弁別:肺



右>左肺兪(発汗がある。ただ、治療院が暖かすぎたかもしれない)

右合谷の脹れ(右利きであり、字をよく書く仕事をしているためではないだろうか)




五臓の弁別:腎



左腎兪の虚が著明。右太巨の冷え。

至陽から十七椎下あたりまでの督脉に締りがない。(本当は身体の弱い人なんだろうか。)

皮膚が浅黒い。これは日焼けではないかとも疑われるのだが(マラソンランナーであるため)臀部も腹部も黒っぽいことから腎に入れてもいいのではないかと判断した。

右尺位沈位の動脉。これはいわゆる六部定位の脉診による判断。下焦が不安定と考えた。

疲れが翌日まで残ることがある。











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