治療指針
まず風邪を追い出すことを第一目標とする。腎をたてながら陽気をたてるように し、風邪の治療を行う。腎が補われ陽気がたちやすくなれば朝の辛さも軽減して 行くし、肩甲間部の冷えも取れてくると思われる。風邪を追い出してからも、さ らに腎をたてて行き、内湿の排泄を目指す。腎がたち、風邪が解消され、内湿も 排泄されていけば、アレルギー性鼻炎も軽くなり、蓄膿症も減っていくと考えら れる。陽気が増え余裕ができれば、手足末端も温かくなると思われる。
生活提言
寝つきはよいのですが、翌日に疲れが残るということは睡眠時間が足りていない 可能性があります。深夜は調子がいいとのことで、つい夜更かしをしてしまうか もしれませんが、今より少し早めに寝付くようにしてみてはいかがでしょうか。
腎気を養うのは眠ることが一番です。かといって休日に寝だめをするのはいい方 法とはいえません。
毎日の積み重ねですので、せめて0時には寝たいところです。
腎気がたち陽気がたつと風邪を追い出すことができるようになります。このとき 内陥している風邪が浮いてくると、抜ける前に風邪症状が出ると思われます。
ただし、新たな風邪を引き込んだ場合ももちろん風邪症状が出てしまいますので、 新たに風邪を引き込まないようしっかり予防してください。
食後にお腹がはったり胸焼けがするこはないとのことで、食べ過ぎてはいないと 思われます。しかし、腎が落ちているせいもあるかもしれませんが、お身体を拝 見すると脾気への影響も出始めているようです。
食べすぎ、飲みすぎでもともと調子が悪くなるようですので、脾気を落とさぬよ う気をつけてください。水分もとり過ぎると脾気を落とします。トイレの回数が 多いようですし、一日にとる水分量も少し押さえ気味にするといいと思われます。
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