子供の頃から疲れやすく足首から下が暖まらないという感じの冷え性気味であったことから腎の陽気が不足しがちで肝鬱も強い傾向があったのではないかと思われる。
大学受験までは積極的に運動をしていたため気血の巡りがそれなりによかったが、運動をやめてしまったので便通が5日に1回ほどになった。この便秘はあまり苦しくなく、ご本人もいつか出るという感じであり、生命力が不足気味であるものの、それなりのバランスがとれていたと思われる。また月経も遅れがちになりながらも周期的にきていたということから、腎気を中心とする生命力の不足があったのではないかと思われる。
31歳の時に、非常によく歩く職場になり、またヨガをしていた。
歩くことやヨガで気血の巡りがよくなり、肝気を中心に全身の気機がのびやかに循環することができたため、月経が28日周期で来潮した。また全身の気血の巡りがよいことで冷えもさほどきにならなかったが、気虚が補われていたわけではなかったためか便秘はあまり変わらずに経過した。
その後、職場がかわり、座りっぱなしになったため気血の巡りが再度悪くなり、腎の陽気不足が強くなったため、冷えも悪化しむくみも出てきた。また月経周期も延び45日程度となってしまった。
弁証
腎の陽虚を中心とする気虚
任督衝脈の虚論治
温陽補腎
温養任督衝脈
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